enひかりが提供するフレッツ光クロスコラボ「enひかりクロス」は提供開始当時から「フレッツ光クロス最安値」をうたってきました。
実際、サービス開始後に他社がより安価なクロスコラボサービスを提供開始すると即座に「さらに安く!値下げ!」を過去3回も繰り返し、最安のフレッツ光クロスコラボの座を維持しています。
そんな中、BB.exciteがクロスコラボとして圧倒的な安さ「月額4,790円」の最安値で参入してきました。
これに対し、enひかりは新サービス「enひかりクロスwithお任せISP」という新サービスで最安値奪還!という最安値へのこだわりを見せてきました。
これまで3回繰り返してきた「値下げによる最安値」ではなく、仕組みの違う新サービスによる最安値奪還というのがポイントです。
本記事では、そんなenひかりの最安値奪還サービス「enひかりクロスwithお任せISP」について、その安さの秘密を詳しく説明し、従来サービスとのメリット・デメリットを説明していきます。
フレッツ光クロス最安の「enひかりクロスwithお任せISP」
enひかりクロスはサービス開始当時から「業界最安のフレッツ光クロス」をうたっています。
実際、サービス開始以降に他社がより安い価格でフレッツ光クロスサービスを提供した場合には、過去3回も値下げ(既存顧客も値下げ)で対抗し最安を維持してきました。
そして、BB.excite光10Gがフレッツ光クロス回線最安として月額4,790円で参入してきたことに対する対抗サービスが今回発表された「enひかりクロスwithお任せISP」というわけです。
よって、明確にBB.excite10G光への対抗サービスといえるでしょう。
従来サービス「enひかりクロスwith v6プラス/with Xpass」の値下げ、ではなく仕組みの違う新サービスである点に注目です。
enひかりクロスwithお任せISPの料金体系は?
enひかりクロスwithお任せISPの料金体系を対抗馬であるBB.excite光10Gと比較しながら見てみましょう。
※参考までに従来プラン「enひかりクロスwith v6プラス/with Xpass」とも比較
費用・契約項目 | enひかりクロス | BB.excite10G | ||
---|---|---|---|---|
withお任せISP | with v6プラス with Xpass |
|||
初期費用 | 事務手数料 | 新規:3,300円 転用・事業者変更:2,000円 |
なし(無料) | |
工事費 | キャンペーンにより工事費無料 | |||
月額費用 | 基本料金 | 4,774円/月 | 4,917円/月 | 4,790円/月 |
ISP 通信サービス |
基本料金に含む | |||
オプション | 10G対応ルーター レンタル |
550円/月 ※NTTホームゲートウェイ XG-100NE |
||
契約 | 契約期間 | 契約期間の定めなし ※契約縛りなし |
||
契約解除料金 | 契約解除料金なし |
このように、enひかりクロスwithお任せISPは従来のenひかりクロス(v6プラス/Xpass)より月額143円安く、対抗馬のBB.excite光10Gより月額16円安く提供されます。
これにより、「フレッツ光クロス最安値」の看板を奪還した、ということになります。
正直、(個人的には)この程度の価格差であれば新サービスを開発・提供する必要があるのかな?とは思いますが、やはり新規契約者の動向として「最安値」は大事な看板なのでしょう。

従来サービス「with v6プラス/with Xpass」は継続
新サービス「enひかりクロスwithお任せISP」は従来サービス「enひかりクロスwith v6プラス/with Xpass」に代わるものではありません。
新サービス登場後も従来サービスは継続して提供、利用者は従来サービス/新サービスを選んで契約することができます。
enひかりクロスwithお任せISPの仕組みは?
enひかりクロスwithお任せISPは現時点では圧倒的にフレッツ光クロスの回線サービスでは最安です。
この圧倒的な低価格はどんな仕組みで提供されているのでしょうか?
enひかりクロスwithお任せISPのホームページには以下の記載があります。
10G最安値奪還新プランenひかりクロス with お任せISP
enひかりクロス with お任せISPは、完全にenひかりお任せとなり、お客様側で選択はできません。enひかりの都合によりv6プラス、Xpass、transix、v6コネクト、IPv6オプション等のIPv6 IPoE対応プロバイダへ適時変更させていただく場合のあるサービスとなります。プロバイダ契約を含む戸建て向け最大通信速度10Gbpsのインターネットサービスとして最安値(2025年7月31日自社調べ。)でご利用いただけるのが特徴です
enひかりクロスホームページより抜粋
通信サービス(ISP)は選べない!
「お任せISPは、完全にenひかりお任せ」との記載があります。
ISPとはインターネット接続事業者であり、つまり「v6プラス」「Xpass」などの通信サービスを意味します。
enひかりクロスwithお任せISPでは以下の5つのISP(通信サービス)の中からどれかひとつが提供され、その通信サービスは利用者(契約者)が選ぶことはできません。
※enひかりへお任せ、ということです。
- v6プラス
- Xpass(クロスパス)
- Transix
- v6コネクト
- IPv6オプション
通信サービス(ISP)は適時変更されるかも!
「(通信サービスは)適時変更させていただく場合のあるサービス」との記載があります。
初期の契約時に決まった通信サービス(ISP)であっても、利用期間中に通信サービスが変更になる場合があります。
もし利用期間中に通信サービス(ISP)の変更がある場合、30日前には変更の通知があります。

つまり、通信サービス(ISP)によるコスト最適化のサービス
enひかりに限らず、多くの通信事業者はフレッツ光回線をNTT東西より仕入れ、また通信サービスをVNE(=ISP)より仕入れ、この両者をまとめてユーザーへ提供しています。
つまり提供サービスの価格は回線コストとISPコストにより決まり、その仕入れ値は事業者とenひかりとの契約により決まります。
enひかりクロスwithお任せISPは適時最安の通信サービス(ISP)を顧客へ割り当てることで、サービス全体のコストを最適化(最安化)する仕組みであることがわかります。
enひかりクロスwithお任せISPの提供エリアは?
「enひかりクロスwithお任せISP」は全国のenひかりクロス提供エリアにおいて契約・利用することができます。
そして、enひかりクロス提供エリアは全国(NTT東日本・NTT西日本)のフレッツ光クロス提供エリアに準じています。
つまり、NTTフレッツ光クロスが提供されているエリアであれば、enひかりクロスwithお任せISPを契約・利用することができる、ということです。
具体的なエリア(地域名)はenひかりクロスホームページにて確認してください。

enひかりクロスwithお任せISPの安さの秘密
まずは従来サービスの通信の仕組み
フレッツ光クロス回線を使ってインターネット接続するためには、NTTのフレッツ光クロス回線の契約に加えてインターネット接続サービス(ISPサービス)が必要です。
enひかりクロスの従来サービスでは、このインターネット接続サービス(ISP)によって2つのサービス選択肢があり、以下のようなサービス体系となっています。
提供サービス名 | ISP | ||
---|---|---|---|
通信方式 | 通信サービス | 提供VNE | |
enひかりクロスwith v6プラス | MAP-e方式 | v6プラス | JPIX |
enひかりクロスwith Xpass(クロスパス) | DS-Lite方式 | Xass(クロスパス) | アルテリアネットワークス |
つまり、インターネット接続サービス(ISP)が「v6プラス」または「Xpass(クロスパス)」のどちらかを利用者が選べる、というサービス体系です。
v6プラス(MAP-e方式)とXpass(DS-Lite方式)では通信の仕組みが異なるため、ちょっと凝った使い方をする場合には注意が必要です。
通常では「v6プラス(MAP-e方式)」を選んでおけば良いでしょう。
MAP-e方式とDS-Lite方式の通信の仕組みの違いについては以下の記事を参考にしてみてください。
withお任せISPの安さの秘密
新サービス「enひかりクロスwithお任せISP」の安さの秘密はこの「インターネット接続サービス(ISP)」にあります。
「enひかりクロスwithお任せISP」では利用者ごとに提供されるインターネット接続サービス(ISP)が異なり、以下のサービスのうちどれかが提供されます。
※enひかりに「お任せ」なので利用者は選べません
提供サービス名 | ISP | ||
---|---|---|---|
通信方式 | 通信サービス | 提供VNE | |
enひかりクロスwithお任せISP | MAP-e方式 | v6プラス | JPIX |
IPv6オプション | BIGLOBE | ||
DS-Lite方式 | Xass(クロスパス) | アルテリアネットワークス | |
Transix | インターネットマルチフィード | ||
v6コネクト | ASAHIネット |
そして、注意事項として以下の2点があります。
- 全5つの通信サービスの中から、enひかりが任意に通信サービスを決定する
⇒ 利用者が選択できない(enひかりにお任せ) - サービス利用期間中に通信サービスが変更になることがある
⇒ 30日前には通知される
通信サービス(ISP)はenひかりにお任せ
enひかりクロスwithお任せISPで提供されるインターネット接続サービス(ISP)は以下の5つの通信サービスのうちどれかひとつとなります。
- v6プラス
- IPv6オプション
- Xpass(クロスパス)
- Transix
- v6コネクト
そして、どの通信サービスが提供されるか?についてはenひかりへお任せとなるため、利用者(契約者)が選ぶことはできません。
サービス利用期間中に通信サービス(ISP)の変更があるかも
また、enひかりクロスwithお任せISPでは、利用期間中(契約期間中)に通信サービスが変更される場合がある、という仕組みになっています。
たとえば利用開始時には通信サービスはXpass(クロスパス)だったのに、使っている途中でIPv6オプションに切り替わる、という場合があるということです。
このように利用期間中に通信サービスが変更になる場合には、最低でも30日前には利用者に変更通知が届くようになっています。
つまり、安さの秘密は「通信サービス(ISP)コストの最適化」
このように、enひかりクロスwithお任せISPの仕組みとして特徴的なのが以下の2点です。
- 通信サービスは5つの中からenひかりにお任せで決まる
- 利用期間中に通信サービスが変更になる場合がある
つまり、enひかりクロスwithお任せISPの安さの秘密は「最安の通信サービスを割り当てることで通信コストを最適化する」という仕組みによるものです。
通信サービスのコスト(卸売価格)はそれぞれのサービスを提供するVNEとenひかりの契約により決まります。
その中で、もっともコストの安い通信サービスを利用者へ動的に割り当てることで、今まで以上の安さでフレッツ光クロス回線サービスを提供できる、ということです。
通信サービス(ISP)による注意点
enひかりクロスwithお任せISPの安さの秘密は「通信サービス(ISP)のコストを最適化(動的にISP変更)」という仕組みによるものです。
つまり、「5つの通信サービス(ISP)のうち、どの通信サービスが適用されるかわからない」「利用期間中でも通信サービス(ISP)が変更されるかもしれない」というサービスです。
一般的な「自宅でネットを使う・動画を見る」といった使い方であれば、この仕組みはなんら問題はありません。
しかし、ちょっと凝った使い方として「ポート開放・ポート転送して使う」という使い方を想定している方にとっては注意が必要です。
たとえば「自宅サーバーを公開(マイクラサーバーやVPNサーバーなど)」という用途には、ポート開放・転送が不可欠です。
enひかりクロスお任せISPではポート開放はできる?
enひかりクロスwithお任せISPでは5つの通信サービス(ISP)からどれかひとつが割り当てられます。
大きく分けてMAP-e方式による通信サービス(v6プラス/IPv6オプション)とDS-Lite方式による通信サービス(Xpass/Transix/v6コネクト)です。
この点において、通信方式上ポート開放ができるのはMAP-e方式による通信サービスとなり、DS-Lite方式による通信サービスではポート開放はできません。
ネットの使い方として「ポート開放・ポート転送機能を使いたい」という場合、MAP-e方式かDS-Lite方式かどちらの通信サービス(ISP)が割り当てられるかわからないのでenひかりクロスwithお任せISPを契約するのは大きなリスクがあると思います。
通信サービス(ISP)の変更にも注意
運よく、契約時にMAP-e方式(v6プラス/IPv6オプション)が割り当てられると、その状態では限られたポート範囲内でのポート開放が可能です。
しかし、enひかりクロスwithお任せISPでは「利用期間中でも通信サービス(ISP)の変更がある場合がある」と記されています。
利用期間中に通信サービスが変更され、これもまた運よくMAP-e方式(v6プラス/IPv6オプション)だったとしても、通信サービスが変更になるということは割り当てられる通信ポートセットも変更になる、ということです。
つまり、通信サービスが変更された場合でもルーターやサーバーのポート設定変更が必要となってきます。
これもまた、ちょっと面倒ですね。

従来サービス「enひかりクロスwith v6プラス」を選びましょう!
ルーター選びには注意!
同様に、5つの通信サービス(ISP)の中からどれか一つの通信サービス(ISP)が割り当てられることから、使用する自宅ルーターの選択にも注意が必要です。
自宅ルーターは割り当てられる可能性のある5つすべての通信サービスに対応していなければなりません。
この点において、無難なルーター選択はenひかりより「HGW(ホームゲートウェイ)」をレンタルする、ということになります(月額550円/月)。
また、enひかりが新規契約者向けに提供している「enひかりクロス対応ルーター大特価キャンペーン」で販売しているルーターはすべて5つの通信サービス(ISP)に対応しており、このキャンペーンを利用して(または同じルーターを)購入すると良いでしょう。
enひかりクロス対応ルーター大特価キャンペーン | enひかり
注意!スマホセット割引「勝手に割り」対象外
enひかりでは独自のスマホセット割引サービスとして「勝手に割り」という月額110円割引のサービスを提供しています。
この「勝手に割り」はお使いのスマホ回線が「UQモバイル」「povo1.0/2.0」「ahamo」であれば適用してもらえる割引サービスであり、enひかりの回線サービス利用料から毎月110円が割引されます。
「勝手に割り」は従来サービスの「enひかりクロスwith v6プラス」「enひかりクロスwith Xpass」に対して適用可能ですが、「enひかりクロスwithお任せISP」には適用不可となっています。
enひかりクロスwith v6プラス/Xpassの月額料金は月額4,917円/月であり、enひかりクロスwithお任せISPの月額料金は月額4,774円/月です(143円/月安い)。
もし「勝手に割り」適用可能な「UQモバイル」「povo1.0/2.0」「ahamo」をお使いであれば、この143円/月の月額料金差はたったの33円/月となるわけです。
よって、ご利用のスマホ回線が「UQモバイル」「povo1.0/2.0」「ahamo」であれば、enひかりクロスwithお任せISPを選ぶ価格メリットはそれほど大きくないと言えます。
※enひかりクロスwith v6プラス/Xpassのほうが柔軟性が高い
お任せISPのメリット
メリット① 最安のフレッツ光クロス回線サービス
enひかりクロスwithお任せISPの最大のメリットは「フレッツ光クロスコラボで最安の回線サービス」という点です。
もともと、enひかりクロスという10Gサービス登場以来、enひかりでは「クロス回線最安」をうたっており、実際に今までも3回の料金改定(値下げ)により他社クロス回線サービスに最安対抗してきました。
そして、BB.excite10Gサービスの登場により、その最安対抗サービスとして登場したのが「enひかりクロスwithお任せISP」です。
今までの3回もの値下げによる他社対抗や、新サービス「お任せISP」によるBB.excite10G対応など、フレッツ光クロス回線を最も安く使いたいならenひかりクロスがもっとも確実な選択肢と言えます。
メリット② 今なら工事費無料で格安導入できる
現在、enひかりクロス(全プラン)では「新規工事費無料」キャンペーンを実施しているので、最大16,500円の工事費が無料となります。
注意点として、現在フレッツ光クロス回線など1Gbps回線をご利用であっても、フレッツ光クロスへは「品目変更」となるため、新規工事費が発生します。
この点(品目変更)においても、キャンペーン適用により新規工事費は無料です。
メリット③ 上位・従来プランへの変更もできる
enひかりクロスwithお任せISPを使っている場合に「やっぱりv6プラスがいい!」という場合など、従来プラン(with v6プラス/with Xpass)へのプラン変更が可能です。
また、逆に「通信サービスはお任せでいいや!」という方は、従来プラン(with v6プラス/with Xpass)からお任せISPへプラン変更することも可能です。
プラン変更は手数料2,200円となります。
工事を伴わず通信サービスのみの変更となるため「インターネットが使えない期間が発生する」ということがありません。
お任せISPのデメリット
デメリット① 通信サービス(ISP)を選べない
enひかりクロスwithお任せISpは通信サービス(ISP)を選ぶことができません。
通常の「ネットを見る・動画を見る」という基本的な使い方だけなら全く問題はありません。
しかし、ちょっと凝った「ポート開放・転送したい」などの使い方の場合にはそれができない場合があります。
※自宅サーバー公開など
デメリット② 通信サービス(ISP)が変更されるかもしれない
契約後に使い始めてからも通信サービス(ISP)が変更になる場合があります。
通信サービスが変更になる場合、30日前には変更の通知が来ます。
この点においても、「ネットを見る・動画を見る」という基本的な使い方においては全く問題ありませんが、ポート開放・転送には注意が必要です。
※DS-Lite方式へ変更された場合、ポート開放・転送はできなくなります。
※MAP-e方式へ変更であっても、割り当てられる通信ポートセットは変更されます。
デメリット③ ルーター選びが面倒
enひかりクロスwithお任せISPは5つの通信サービス(ISP)からどれかひとつが割り当てられるサービスです。
利用者(契約者)が通信サービス(ISP)を選ぶことはできません。
このため、ご利用になる通信ルーターは5つの通信サービス(ISP)すべてに対応しておく必要があります。
デメリット④ 「勝手に割り」適用外
enひかりには独自のスマホセット割引サービス「勝手に割り」という割引サービスがあります。
対象となるスマホ回線は「UQモバイル」「povo1.0/2.0」「ahamo」であり、月額110円の割引(enひかり利用料金より割引)が適用されます。
この「勝手に割り」はenひかりクロスwithお任せISPには適用できません。
もし、対象スマホをご利用の場合、従来サービス「with v6プラス/with Xpass」を契約した場合との月額料金差はたったの月額34円/月となります。
つまり、「勝手に割り」適用対象スマホをご利用であれば、あえて「enひかりクロスwithお任せISP」を契約する価格メリットはあまり大きくない、ということです。
enひかりクロスwithお任せISPの料金とサービス
ここまで、enひかりクロスの新サービス「enひかりクロスwithお任せISP」の安さの秘密・仕組みやメリット・デメリットについて説明してきました。
ここからは、これらを踏まえてenひかりクロスwithお任せISPの料金プランについて詳しく説明していきます。
まず、料金体系および契約形態のざっくり一覧は以下のようになります。
費用項目 | enひかりクロスwithお任せISP | |
---|---|---|
戸建て向け/集合住宅向け | ||
初期費用 | 事務手数料 | 新規:3,300円 転用・事業者変更:2,000円 |
新規工事費 | 無派遣工事:2,200円 0円 ※工事費無料キャンペーン |
|
月額費用 | 基本料金 | 4,774円/月 ※税込み |
高速通信 IPv4 over IPv6 |
0円 ※基本料金に含む |
|
割引 | 勝手に割り | 適用対象外 |
オプション費用 | HGW | 550円/月(税込み) ※enひかり電話利用の場合は330円/月 |
契約関係 | 契約プラン変更 | 2,200円(税込み) |
契約期間 | 契約期間の縛りなし | |
契約解除料 | 0円 ※契約解除料金不要 |
※なお、フレッツ光クロス回線の場合「戸建て向け」「集合住宅向け」での価格差はありません(NTT東西規定による)。
初期費用:今なら新規工事費無料
初期費用として契約時に「事務手数料」と「新規工事費」が設定されています。
「事務手数料」は「新規」の場合に2,000円、「転用・事業者変更」の場合に3,300円となり、月額料金の初回請求時に合算請求されます。
また、フレッツ光クロス回線の引き込み工事にあたり「新規工事費」が標準で16,500円となりますが、現在「工事費無料キャンペーン」により無料となります。
月額費用:フレッツ光クロス最安
月額料金はフレッツ光クロス最安の月額4,774円です。
この料金にはフレッツ光クロス回線の回線利用料に加え、通信サービス(ISP)の費用も含まれています。
割引:「勝手に割り」は適用対象外!
enひかりの各種回線サービスでは「勝手に割り」という独自のスマホセット割引サービスが提供されます。
お持ちのスマホ回線が「UQモバイル」「povo1.0/2.0」「ahamo」であれば、enひかり回線の月額料金から毎月110円の割引を適用してくれる、という割引サービスです。
この「勝手に割り」はenひかりクロスwithお任せISPには適用されません。
対象スマホをお持ちなら通常プランでいいんじゃない?
今回発表された新サービス「enひかりクロスwithお任せISP」ではいくつかの特徴的な制限を設けながらも光クロスコラボ最安の月額4,774円/月を実現しています。
従来プラン「enひかりクロスwith v6プラス」「enひかりクロスwith Xpass」の月額料金4,917円/月と比べると月額143円安くなる最安プランです。
しかし、「勝手に割り」が適用されるスマホプラン「UQモバイル」「povo1.0/2.0」「ahamo」をご利用であれば、「enひかりクロスwith v6プラス」「enひかりクロスwith Xpass」では「勝手に割り」が適用され、月額4,807円/月となります。
※月額110円の割引
この場合、enひかりクロスwithお任せISPとの月額料金差はたったの月額33円となります。
オプション費用:10G対応ルーターのレンタルができる
オプションとして、10G対応のルーター「NTTホームゲートウェイ(HGW)」のレンタルが可能です(月額550円/月)。
レンタルされるHGWはフレッツ光クロス対応の「XG-100NE」となり、10G対応(WAN/LANともに)ルーター機能に加えてWi-Fi親機としての機能もあります。
フレッツ光クロス対応ホームゲートウェイXG-100NE | NTT東日本
また、NTTホームゲートウェイ(HGW)はenひかり電話を追加契約の場合には「光電話対応機器」として必須のオプション機器となり、この場合(光電話契約あり)にはレンタル料金が月額330円/月となります。
enひかりクロスwithお任せISPでのルーター選びの注意点
enひかりクロスwithお任せISPの特徴として、通信サービスが以下の5つから「enひかりへお任せ」のサービスとなります。
- v6プラス
- Transix
- クロスパス(Xpass)
- v6コネクト
- IPv6オプション
先述のように、これらの通信サービスはenひかりへお任せであり、利用者(あなた)が自由に選ぶことはできません。
また、利用期間中においてもenひかりの都合により通信サービスの変更が行われる場合があります(最低30日以前前に通知)。
よって、enひかりクロスwithお任せISPを契約・利用する場合には使用するルーターが上記のすべてに対応しておかなければなりません。
このことから、enひかりクロスwithお任せISPを利用する場合には、ルーター選びにちょっと注意が必要です。
無難な選択肢「NTTホームゲートウェイをレンタルする」
無難な選択肢としては、「NTTホームゲートウェイ(XG-100NE)をレンタルする」ということになります。
月額550円/月でのレンタルとなりますが、XG-100NEはenひかりクロスwithお任せISPのすべての通信サービスに対応しており、もっとも簡単で無難な選択肢となります。
また、レンタル料金も月額550円/月であることから、たとえば3年間使ってもレンタル料金は19,800円です(36カ月間のレンタル)。
※5年間レンタルしても33,000円
自前で対応ルーターを購入するよりもコスト的に安くなります。
enひかりクロスルーター大特価キャンペーンを利用する
enひかりではenひかりクロスの新規契約者を対象として「enひかりクロス対応ルーター大特価キャンペーン」を実施しています。
フレッツ光クロス回線で利用可能なルーターを大特価で購入できるキャンペーンです。
そして、このキャンペーンで購入できるルーターはすべてenひかりクロスwithお任せISPの通信サービスに対応しています。
enひかりクロス対応ルーター大特価キャンペーン | enひかり
つまり「enひかりクロス対応ルーター大特価キャンペーンを利用してルーターを購入する」または「同じルーターを購入する」のが安心な選択肢となります。
契約:契約縛りなし!解約費用なし!
enひかりクロスwithお任せISPには契約縛りがありません。
当然、「解約違約金」などの解約費用もありません。
いつでもやめたいときに費用負担なしでやめることができます。
※別途、NTT設備撤去する場合はNTT東西へ撤去費用が発生する場合があります。
enひかりクロスwithお任せISP申し込み時の注意点
現在、enひかりが提供するフレッツ光クロス関連のサービスは以下のようになっており、ちょっと面倒です。
サービス商品 | 機能 |
---|---|
enひかりクロスwith v6プラス | enひかりクロス従来プラン ※通信サービスにv6プラス採用 |
enひかりクロスwith Xpass(クロスパス) | enひかりクロス従来プラン ※通信サービスにXpass(クロスパス)採用 |
enひかりクロス光回線 | フレッツ光クロス回線のみのサービス ※別途通信サービス(ISP)契約が必要 |
enひかりクロスwithお任せISP | enひかりクロス新プラン ※通信サービスはenひかりにお任せ |
注意すべきは「enひかりクロス光回線」サービスです。
このサービスはフレッツ光クロス回線のみの契約となり、インターネット利用のためには別途通信サービス(ISP)の契約が必要です。
通常は従来プラン(with v6プラス/with Xpass)や新プラン(withお任せISP)を選択すべきであり、この「enひかりクロス光回線」は選ぶべきサービスではありません。
※値段が安いのは通信サービス(ISP)別途契約必要だからです。
まとめ、最安の「enひかりクロスwithお任せISP」はおすすめなの?
enひかりクロスの新サービス「enひかりクロスwithお任せISP」について説明してきました。
月額4,774円というフレッツ光クロス最安の月額料金のカラクリとして「通信サービス(ISP)は選べない(enひかりにお任せ)」「利用期間中に通信サービス(ISP)が変更される場合がある」というちょっと変わったサービスです。
ここまでして最安値としたいのかっ!
enひかりクロスは2020年8月のサービス開始以降、NTT東西のフレッツ光クロス回線の卸値値下げや他社競合サービスの登場などにあわせ、過去三回もの価格改定(値下げ)を行い「フレッツ光クロス最安!」を維持してきました。
今回は従来サービス(with v6プラス/with Xpass)の値下げではなく、新しい仕組みの「withお任せISP」として新サービス投入というのがポイントです。
おそらく、従来型の通信サービスが決まった仕組みではもはや今以上の低価格は実現できず、このあたりが安さの限界なのでしょう・・・
通信サービスはどうなる?(予想)
enひかりクロスwithお任せISPは「通信サービス(ISP)は選べない(enひかりにお任せ)」という仕組みです。
では、実際のところ通信サービス(ISP)はどうなるのでしょうか?
今後、新サービスが広がっていかないとわからないところではありますが、おそらく「IPv6オプション(BIGLOBE)」に収束していくのではないでしょうか?
エキサイトの「BB.excite光10G」の通信サービスはIPv6オプションです。
また、enひかり同様に「最安級」をウリにしている通信サービス「おてがる光」も最近は通信サービスをIPv6オプションへ切り替えているようです。
つまり、5つの通信サービスの中で現時点ではIPv6オプションが最も卸値が安いのでは?と容易に想像できます。
IPv6オプションの実力は?
「IPv6オプション」という通信サービスはMAP-e規格に基づいてBIGLOBEが開発・運用している通信サービスであり、ほぼv6プラス互換の通信サービスです。
今までは他社へのサービス提供は行われず自社(BIGLOBE)のサービス内でのみ利用されてきました。
このサービスが最近になって他社へ提供されはじめたことで、エキサイトのBB.excite光10Gやおてがる光に採用されてきています。
よって、まだ実績も少なくその品質・速度・安定性などは未知数です。
現時点ではちょっとリスクがあるかな?という感じがします。
そもそも、従来サービスからして十分安い
enひかりクロスの従来サービス「with v6プラス」「with Xpass(クロスパス)」でも月額4,917円という圧倒的な安さです。
この安さは他社のフレッツ光(ネクスト)の1Gサービスよりも安く提供されており、フレッツ光クロス10Gサービスとしては十分に安い価格設定です。
さらに「勝手に割り」が適用されると月額110円が割引され、月額4,807円となります。
現時点では安さの限界か?
今まで3回も値下げによる「フレッツ光クロス最安値」を維持してきたenひかりが、今回は従来サービスの値下げではなく「お任せISP」なる新しい仕組みにより最安値奪回を行いました。
従来型の「通信サービス固定」の仕組みでは今以上のコストダウンはできない、ということなのでしょう。
つまり、NTT東西のフレッツ光クロス回線の卸値や通信サービス(VNE)の卸値から考えると、もはやこの辺りが最安値の限界なのかと思われます。
それでいて、「withお任せISP」は従来サービス「with v6プラス」「with Xpass(クロスパス)」と比べて月額143円程度のコストダウンとなっています。
今までの(従来の)サービスでも十分安いにもかかわらず、「お任せISP」という新しい仕組みを構築してまで「最安値奪還」としたのはやはり新規獲得において「最安値」という看板の効果が大きい、ということなのでしょう。
そもそも、enひかりクロス(従来プラン)は「安くて速い!」
enひかりクロスは従来プラン(with v6プラス/with Xpass)でも十分安く、今までもフレッツ光クロス最安の価格を維持してきました。
また、enひかりクロスは安いだけではなく、品質(通信速度)においても各社のフレッツ光クロスコラボの中で最速のサービスを維持しています。
まずは、この点(安くて速い)をきちんと説明しておきます。
もともと安い、3回も値下げ対応している
enひかりクロスはもともと「whth v6プラス」「whth Xpass(クロスパス)」の2サービスとして2020年8月に提供開始されました。
「with v6プラス」は通信サービス(ISP)にv6プラスを採用、「with Xpass(クロスパス)」は通信サービス(ISP)にXpass(クロスパス)を採用したサービスであり、どちらも同価格、ユーザーがお好きな通信サービスを選んで契約できるサービスです。
この従来サービス(with v6プラス/with Xpass)は2020年8月のサービス提供開始以降、市場状況に合わせてすでに三回の値下げを行っています(既存契約者も値下げ対象)。
サービス内容 | 時期 | 月額料金 |
---|---|---|
enひかりクロス(v6プラス/Xpass)サービス開始 | 2020年8月 | 6,468円/月 |
1回目の値下げ | 2021年6月 | 6,270円/月 |
2回目の値下げ | 2022年8月 | 5,445円/月 |
3回目の値下げ | 2024年10月 | 4,917円/月 |
enひかりクロスwithお任せISP提供開始 | 2025年8月 | 4,774円/月 |
NTT東西からの回線卸値の見直しや他社のサービス提供状況に応じてこれまでも値下げを行い、常にフレッツ光クロスで最安を維持してきました。
また、値下げに当たっては新規契約者のみならず既存契約者に対しても手続き不要で自動的に新価格(値下げ後)が適用されてきました。
この点において、「安さ」の面においてenひかりクロスは実績と信頼があります。
enひかりクロスは回線品質も良い(速い)
価格面だけでなく、enひかりクロスは品質(速度面)においても優秀です。
不特定多数の利用者が速度測定できるサイト「みんなのネット回線速度」での通信速度(ダウンロード)ランキングは以下のようになっています。
御覧の通り、「enひかりクロス」は堂々三位に位置しており、また四位のフレッツ光クロス回線におけるプロバイダーランキングでもenひかり(つまりenひかりクロス)は一位になっています。
※「みんなのネット回線速度」サイトより参照
ランキング一位のゆめネット光は独自回線を使った地域限定サービス(岡山県笠岡市)であり、上下通信速度非対称(下り10G/上り1G)というちょっと特殊なサービスです。
また、ゲーマーに人気のコミュファ光ゲーミングカスタムは中部電力エリア限定サービス、かつ料金的に月額7,000円ほどのサービスとなり価格的に別物です。
要するに、NTTフレッツ光クロス回線を前提とした場合、enひかりクロスがベストのプロバイダーであるといえます。
固定IPオプションも最安
「安い」「速い」に加え、enひかりクロスは通信オプションについても高い自由度を提供しています。
特に「固定IPv4アドレスオプション(月額770円)」は「自宅サーバー公開(ゲームサーバー/VPNサーバーなど)」をやりたい方にとってはほぼ必須のオプションであり、この「固定IPv4アドレスオプション」を業界最安値(個人向け)で提供しているのもenひかりクロスです。
※「固定IPv4アドレスオプション」はenひかりクロスwithお任せISPには適用できません。
従来プラン「enひかりクロスwith v6プラス/with Xpass」でいいじゃない!
エキサイトの新サービス「BB.excite光10G」が月額4,790円という最安値で登場(価格改定)したことで、「フレッツ光クロス最安!」をうたうenひかりクロスも新サービス「enひかりクロスwithお任せISP」を開始し、フレッツ光コラボ最安の看板を奪還しました。
従来プランとは違う仕組みを採用し「利用者は通信サービス(ISP)を選べない」「利用期間中に通信サービス(ISP)が変更される場合がある」というちょっと変わった仕組みのサービスです。
しかし、この仕組み変更の新サービスによる従来プランと新プランの価格差は月額143円です。
さらにenひかり独自のスマホセット割引「勝手に割り」の対象者なら毎月110円割引されるので、その価格差は33となります。
また、エキサイトのBB.excite光10G(月額4,790円)と比べても従来プランは価格差127円です。
本章で述べたように、従来プラン(with v6プラス/with Xpass)は安いだけでなく各社のフレッツ光クロスコラボの中でも最速のサービスになっています(みんなのネット速度測定)。
正直、個人的にはフレッツ光クロスならenひかりクロスの従来サービス「enひかりクロスwith v6プラス/with Xpass」がベストチョイスだと思います。
enひかりクロスwithお任せISPはこんな人におすすめ
つまり、本記事のまとめとしては「フレッツ光クロスを使いたいなら従来サービス”enひかりクロスwht v6プラス/with Xpass”でいいじゃない!」と言うことです。
従来サービス「enひかりクロスwith v6プラス/with Xpass」と新サービス「enひかりクロスwithお任せISP」の月額料金差はたったの月額143円です。
さらにUQモバイル・povo・ahamoをお使いであれば「勝手に割り」による月額110円割引が適用されて、その月額料金差は33円となります。
おすすめ① とにかく最安が良い人
そのうえで、「とにかくトコトン安くフレッツ光クロスを使いたい!」という人がenひかりクロスwithお任せISPを利用すると良いでしょう。
従来サービス「with v6プラス/with Xpass」に対して月額143円安く、またBB.excite光10Gに対しても月額16円安くなります。
まさにフレッツ光クロス最安の通信サービスとなっています。
絶対条件① ポート開放しない人
enひかりクロスwithお任せISPを選ぶ場合、「ポート開放したい」という方はこのサービスを選ぶべきではありません。
enひかりクロスwithお任せISPはどの通信サービス(ISP)が提供されるかわかりません(enひかりへお任せ)。
この点において、もしポート開放するのであればMAP-e方式の通信サービスが必要であり、DS-Lite方式(Xpass/Transix/v6コネクト)ではポート開放できません。
もし、自宅サーバー公開などでポート開放したい!という方は素直に従来サービス「enひかりクロスwith v6プラス」を選んでおきましょう。
検討① 「勝手に割り」対象スマホをお使いなら従来プランおすすめ
そして、enひかりが提供する独自のスマホセット割引サービス「勝手に割り」対象のスマホ回線をお使いなら、従来プラン(with v6プラス/with Xpass)の検討をおすすめします。
「UQモバイル(全プラン)」「povo1.0/2.0」「ahamo」をご利用なら「勝手に割り」が適用され、enひかりクロスの月額料金から毎月110円が割引適用されます。
※新プラン「enひかりクロスwithお任せISP」は勝手に割り適用対象外
その結果、従来プラン(with v6プラス/with Xpass)と新プラン(withお任せISP)の月額料金差はたったの月額34円となります。
月額差34円であれば(個人的には)より自由度・安定度の高い従来プラン「with v6プラス」「with Xpass」を選択したほうが良いのではないでしょうか?
