transixの「フレッツ 光クロス」対応について(MFEED)

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91 IPv4 over IPv6
本記事はPRによる消費税込みの価格表示です

2020年3月26日、Transixを提供するインターネットマルチフィードはフレッツ光クロス向けにTransixを提供することを発表しました。

Transixはフレッツ光の夜間の速度低下を迂回して高速通信を可能とするIPv4 over IPv6の通信サービスです。

フレッツ光クロスはフレッツ光最速の最大10Gbpsの超高速回線で2020年4月よりサービス提供開始が予定されています。

Transixがフレッツ光クロスに対応することで、フレッツ光クロスでも想定される夜間の速度低下を迂回した高速通信が期待できます。

また、フレッツ光クロスでは当初は通信方式「IPv6(IPoE)」のみでの提供となるため、IPv4対応サイト・サービスを利用するためにはTransixやv6プラスなどのIPv4 over IPv6通信サービスが必須となります。

transixの「フレッツ 光クロス」対応について

フレッツ光の最速10Gbpsサービス「フレッツ光クロス」が2020年4月1日より提供開始されます。

これにあわせ、高速通信サービス「Transix」がフレッツ光クロスへの対応を表明しています。

transixの「フレッツ 光クロス」対応について | インターネットマルチフィード

フレッツ光クロスの接続方式は「IPv6(IPoE)」のみ(当初)

フレッツ光クロスは接続方式「IPv6(IPoE)接続」のみでの提供開始となります(当初)。

このため、そのままではYouTubeやFacebookなどIPv6対応サイト・サービスの利用は可能ですが、IPv4対応サイト・サービスの利用はできません。

※追記:その後、フレッツ光クロスも「IPv4(PPPoE)接続」に対応しています

フレッツ光クロスに「IPv4 over IPv6」は必須

フレッツ光クロスは「IPv6(IPoE)接続」のみ対応なのでIPv6対応サイト・サービスのみ利用可能です。

この環境で世の中の多くを占めるIPv4対応サイト・サービスを利用するためには、IPv4サイト・サービスへの通信でもIPv6通信になりすますことができる「IPv4 over IPv6」通信サービスが必須となります。

Transixがフレッツ光クロスに対応

そして、この「IPv4 over IPv6」に対応した通信サービスのひとつが「Transix」であり、このTransixがフレッツ光クロスへの正式対応を発表しています。

Transixのフレッツ光クロス対応により、フレッツ光クロスでもIPv6対応サイト・サービスと同様にIPv4対応サイト・サービスの利用が可能となります。

Transix向け固定IPv4アドレスにも対応

また、Transixが従来より提供していた「Transix向けIPv4固定アドレス」サービスもオプション利用可能です。

フレッツ光クロス環境におけるVPN接続利用など、IPv4固定アドレスが必要な場合においても専用のIPv4固定アドレスが割り当てられることで外部ネットワークからの接続や65535ポートすべての開放・フォワーディングが可能となります。

標準ルーターXG-100NEがTransixにも対応

フレッツ光クロスを利用するためには10Gbps対応ルーターが必要です。

フレッツ光クロスは市販品のルーターでも利用できますが、コスト的にまだ高価であるため当面はNTT東西が提供する標準ルーター「XG-100NE」をレンタル(月額550円)するのが良いでしょう。

NTT東西が提供する標準ルータ「XG-100NE」はフレッツ光クロス環境下においてTransixにも対応しています。

サービス提供はISP事業者経由

フレッツ光クロス向けTransixおよびTransix固定IPv4アドレスサービスは、フレッツ光クロス接続業者(ISP)を通じて提供されます。

フレッツ光クロスについて

フレッツ光クロス対応エリア

フレッツ光クロスは2020年4月よりサービス提供開始されましたが、現時点でも提供エリアは非常に限られており、全国でも以下のエリアでのみ受け付けています。

東京都 23区 全域
狛江市 西野川、東野川、岩戸南、岩戸北、駒井町、元和泉、中和泉、猪方、東和泉、和泉本町
調布市 若葉町、西つつじケ丘、仙川町、東つつじケ丘、入間町、緑ケ丘、国領町
三鷹市 新川、中原、北野、牟礼
大阪府 大阪市 全域
愛知県 名古屋市 全域

フレッツ光クロス提供エリアは順次拡大されていくので、最新の対応エリアはNTT東西のホームページで確認してみてください。

フレッツ光クロス対応エリア | NTT東日本

フレッツ光クロスサービス提供エリア | NTT西日本

フレッツ光クロスはIPv6(IPoE)通信方式のみ(当初)

フレッツ光クロスでの通信方式は「IPv6(IPoE)通信方式」のみでの提供となります。

このため、YouTubeやFacebookなどIPv6対応のサイト・サービスのみ利用可能となり、多くを占めるIPv4対応サイト・サービスの利用はできません。

このため、IPv6環境でもIPv4通信を利用できる「Transix」などのIPv4 over IPv6通信方式のサービスが必須となります。

「Transix」や「v6プラス」などのIPv4 over IPv6通信方式サービスを利用することで、フレッツ光クロスでもIPv4対応サイト・サービスの利用ができるようになります。

2021年2月より「IPv4(PPPoE)」にも対応

2021年2月よりフレッツ光クロスでも「IPv4(PPPoE)通信」に対応しました。

これによりフレッツ光クロスで利用できる通信サービスは以下の3つとなります。

フレッツ光クロスの通信方式(2021年2月以降)

  • IPv6(IPoE)通信
  • IPv4(PPPoE)通信
  • IPv6(PPPoE)通信

フレッツ光クロスはホームタイプのみ(当初)

フレッツ光クロスはホームタイプ(戸建て向け)のみの提供となり、マンションタイプ(集合住宅向け)での提供を行っていません。

NTT東日本によると「今後、利用者の要望を聞きながら検討していく」とのことです。

2022/9よりマンションタイプ提供開始

2022年9月より、NTT東西ではマンションタイプへのフレッツ光クロス提供を開始しました。

まずは一部地域の集合住宅から提供を開始し、順次マンションタイプのエリアを拡大していくので「フレッツ光クロス対応エリアでマンションタイプ利用可能」となるにはもう少し時間がかかるようです。

※また、同時に2022年9月よりNTT東西ではフレッツ光クロスの提供料金を値下げ(550円/月の値下げ)しています。

「フレッツ 光クロス」の提供エリア拡大および集合住宅への提供開始と提供料金の改定について | NTT東日本

集合住宅向けサービス「フレッツ 光クロス マンションタイプ」提供開始について | NTT西日本

フレッツ光クロスはひかり電話を提供しない(当初)

フレッツ光クロスではひかり電話を提供しません。

正確に言えば「NTT東西はフレッツ光クロス向けにひかり電話を提供しない」となります。

NTT東日本によると「今後、利用者の要望を聞きながら検討していく」とのことです。

ソフトバンク光クロスならホワイト光電話を利用できる

フレッツ光クロスは回線卸契約タイプのフレッツ光コラボにも対応しており、ISP事業者が独自サービスを付加して自社ブランドでのフレッツ光クロスコラボを提供しています。

この中で、従来より独自の光電話サービス「ホワイト光電話」を提供しているソフトバンク光では、フレッツ光クロス向けのソフトバンク光クロスでもホワイト光電話を利用可能です。

ソフトバンクが提供しているホワイト光電話はNTT東西が提供する光電話ではなく、ソフトバンクモバイルの旧日本テレコムが自社回線を利用して提供している光電話サービスです。

このホワイト光電話がフレッツ光クロスのネットワークで利用可能、ということです。

Transix対応のフレッツ光クロス

Transixに限らず、フレッツ光クロスを提供しているプロバイダーはまだ限られています。

ドコモ光を中心に広がっていますがそれ以外では(フレッツ光コラボとして)あまり選択肢がありません。

ここからは、フレッツ光コラボとしてフレッツ光クロスを提供しているおすすめのプロバイダーを紹介します。

enひかりクロス

最低利用期間なしで業界最安値「enひかり」

株式会社縁人が提供するフレッツ光コラボ「enひかり」ではフレッツ光クロス対応サービス「enひかりクロス」を提供しています。

enひかりはフレッツ光コラボで月額料金最安級の安さに加えて「最低利用期間の縛りなし」「解約時の違約金なし」という特徴的な契約形態でサービス提供しており、また高速通信サービスについても「v6プラス」の他に「Transix」も選ぶことができ、さらに「v6プラス」なら「v6プラス固定IPv4アドレス」サービスも利用できる、というIPv4 over IPv6高速通信サービスにフル対応のちょっと面白いフレッツ光コラボです。

この高機能・低価格サービスはそのままにフレッツ光クロスに対応している点が特徴です。

enひかりクロスの利用料金

enひかりクロスの利用料金は以下のようになります。

初期費用 基本工事費 2,200円~16,500円(新規)
契約事務手数料
月額費用 基本料金 6,270円/月
対応ルーター
XG-100NE
550円/月
v6プラス
オプション
v6プラス標準装備
v6プラス
固定IPv4
770円/月
割引
サービス
勝手に割り ahamo(アハモ)・UQモバイルとセット利用で割引
※110円/月を割引

enひかりクロスでは高速通信サービス「v6プラス」を標準装備として月額6,270円の中に含んで提供されます。

高速通信サービス「v6プラス」を利用の場合にはv6プラス向けのIPv4固定アドレスサービスである「v6プラス固定アドレス(770円/月)」も利用することができるので、フレッツ光クロスの環境においてもVPN接続環境の構築などができます。

また、現在調整中とのことですが高速通信サービスとして「Transix」を選択することもできます。

月額料金最安級

enひかりクロスの月額料金はフレッツ光コラボで最安級の「戸建て向け6,270円/月」です。

同じフレッツ光コラボのドコモ光やソフトバンク光などと比較すると月額1,000円以上も安く使えるフレッツ光コラボです。

最低利用期間なし、解約時違約金なし

enひかりクロスの契約形態は「最低利用期間なし」「解約時違約金なし」です。

契約期間の縛りがないため、使ってみて気に入らない場合にはいつでも違約金等不要で解約することができます。

v6プラスフル対応

高速通信サービス「v6プラス」に加えて「v6プラス固定IPv4アドレス」サービスにも対応です。

v6プラスフル対応のちょっと珍しいフレッツ光コラボです。

ahamo(アハモ)・UQモバイルとのセット割「勝手に割り」

料金面からちょっと面白いのが「勝手に割り」という割引サービスです。

ahamo(アハモ)またはUQモバイルをご利用なら、「勝手に割り」という割引サービスが適用され、enひかりクロスの月額料金から110円/月が割引されます。

v6プラス対応ルーターが必要

enひかりクロスではNTT東西がフレッツ光クロス向けに提供する専用ルーター「XG-100NE」を月額550円でレンタルすることができます。

市販の10Gbps対応ルーターでの利用も可能ですが、市販品はまだまだ高額で4万円以上します。

このため、当面はコスト的にみるとXG-100NEを月額550円でレンタルするのが良いでしょう。

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