v6プラス「固定IPサービス」提供開始のお知らせ(JPNE)

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v6プラス 91 IPv4 over IPv6
本記事はPRによる消費税込みの価格表示です

v6プラスを提供するJPNE社がv6プラスサービス向け「v6プラス固定IP」サービスの提供を開始しました。

v6プラス本来のサービスとしてIPv4アドレスの変換(NAT)はVNE側で行う「NATステートフル」の特徴がありますが、v6プラス固定IPv4アドレスサービスを利用することで利用者宅設置のルーターにIPv4固定アドレスが付与されることになり、外部ネットワークから自宅機器への自由なアクセスや65535全ポートの開放・フォワーディングが可能となります。

v6プラス「固定IPサービス」提供開始のお知らせ | JPNE

v6プラスサービスにおけるIPv4固定アドレスサービス

サービスの概要

「v6プラス固定IPv4アドレスサービス」はフレッツ光の夜間の速度低下を迂回する高速通信サービス「v6プラス」の高速通信はそのままに、自宅ルーターにIPv4固定アドレスを付与してくれるサービスです。

通常のv6プラスサービスでは自宅ルーターに付与されるIPv4アドレスは最大256人で共有しており、自宅ルーターに割り振られるIPv4ポートは256個となります。

「v6プラス固定IPv4アドレスサービス」を利用することで、自宅ルーターにあなた専用のIPv4アドレスが付与され、65535すべてのIPv4ポートが利用できるようになります。

※もちろんv6プラス本来の高速通信はそのまま利用可能です。

提供方式

v6プラス固定IPv4アドレスサービスは開発元のJPNEが直接提供するのではなく、エンドユーザーへv6プラスサービスを提供するISP事業者を介して提供されます。

このため、v6プラスをご利用ならすべてのユーザが「v6プラス固定IPv4アドレスサービス」を利用できるのではなく、ご利用のISP事業者が「v6プラス固定IPv4アドレス」のサービスを提供している必要があります。

何ができるようになる?

v6プラス環境において「IPv4固定アドレスサービス」を利用するとなにができるようになるのか?を一例としてみてみましょう。

v6プラスの高速通信環境下でIPv4固定アドレス

v6プラスやv6プラスなどの高速通信サービスは複数のユーザーでIPv4アドレスを共有します。

このため、外部ネットワークから自宅へのアクセスができないとか、自宅ルーターの特定ポート開放・フォワーディングができない、などの利用上の問題が発生してしまいます。

v6プラス固定IPv4アドレスサービスを利用すると、v6プラス本来のフレッツ光高速通信はそのままで、従来PPPoE通信と同様なIPv4アドレス利用が可能となります。

外部ネットワークからのアクセスができる

IPv4固定アドレスが自宅ルーターに付与されるため、外部ネットワークから自宅へのアクセスが自由になります。

サーバー公開やウェブカメラの利用、VPN接続など、今までv6プラスやTransixでは利用できないと言われていたような使い方もできてしまいます。

すべてのポート開放・フォワーディング

v6プラスの標準サービスでは自宅ルーターに付与されるIPv4ポートは256個です。

これはv6プラスサービスでは複数人で1個のIPv4アドレスを共有するためです。

v6プラス固定IPv4アドレスサービスを利用すると、あなた専用のIPv4固定アドレスが付与されるため、65535個のすべてのIPv4ポートが利用できるようになります。

ポート開放やポートフォワーディングが自由になります。

マインクラフトのマルチサーバー公開ができる

つまり、たとえばマインクラフトのマルチサーバーを自宅サーバーとして構築し、v6プラスの高速通信環境においてマルチサーバーを公開する、という使い方もできます。

IPv4 over IPv6は従来のPPPoE接続とはすこしIPv4アドレスの使い方が違うため、サーバー公開などを利用していた人にとってはちょっと使いにくい通信サービスになりますが、「v6プラス固定IPv4アドレス」サービスを使えばフレッツ光高速通信はそのままで、今までのPPPoE通信と同じようなサービス利用ができます。

注意!IPv4アドレスは1個だけ

PPPoE接続でのIPv4固定アドレスは希望すれば複数個のIPv4固定アドレスが提供されます。

自宅のルーターだけでなく、自宅ネットワーク内の機器(公開サーバーなど)にもIPv4固定アドレスを付与することができます。

v6プラス固定IPv4アドレスサービスではIPv4固定アドレスは1個のみ提供となります。

複数個のIPv4固定アドレスは提供されません。

「v6プラス IPv4固定アドレス対応ルーター」が必要

v6プラス固定IPv4アドレスサービスを利用する場合には対応ルーターが必要です。

現在市販されているほとんどのルーターは「v6プラス」をはじめとする高速通信サービスにフル対応していますが、「IPv4固定アドレス対応」ルーターはそれほど多くありません。

「v6プラス対応」だけではIPv4固定アドレスサービスは利用できず、「v6プラス固定IPv4アドレス対応ルーター」が必要です。

v6プラス向け「IPv4固定アドレス」対応のルーター

「v6プラス対応ルーター」だけでは使えないので注意!

現在市販されているルーターはほとんど「v6プラス」をはじめとするIPv4 over IPv6高速通信サービスには対応していますが、「v6プラス固定IPv4アドレス」を利用する場合には「v6プラス対応」かつ「IPv4固定アドレス対応」のルーターが必要です。

現時点(2020年8月)で「v6プラス固定IPv4アドレス」サービスに対応しているルーターは以下のようになります。

メーカー 機種
Allied Telesis AT-AR3050S
AT-AR4050S
CENTURY SYSTEMS NXR-G260
Cisco Systems C1111-4P
ELECOM WMC-2LX-B
WMC-DLGST2-W
WRC-X3200GST3-B
WRC-2533GS2-B
WRC-2533GS2-W
WRC-1167GS2-B
NEC UNIVERGE IX2106
UNIVERGE WA2610-AP
ヤマハ RTX830
RTX1210
NVR510
NVR700W
古河電工 FITELnet F70
FITELnet F71
FITELnet F220
FITELnet F221

v6プラス IPv4接続(固定IP) | JPNE

現実的には「ELECOM(エレコム)」のルーターから選ぶ

上記の対応ルーターを見るとわかるように、ほとんどが業務用の高性能ルーターです。

一般の利用者が個人ユースで利用する場合にはちょっと高額で設定等の操作が難しいルーターばかりです。

一般の利用者が選ぶ場合には現実的にはELECOM(エレコム)のルーターから選ぶことになるでしょう。

無線LAN親機 (Wi-Fi/無線LANルーター) | ELECOM

どのルーターを選べばいい?

「v6プラス固定IPv4アドレス」サービス対応のルーターは多くが業務用の高性能ルーターであり、一般ユーザーが使う場合にはエレコム製から選ぶことになります。

高速Wi-Fi「Wi-Fi6対応」ならWRC-X3200GST3-B

とにかく速くて高性能!なら現在のフラッグシップモデル「WRC-X3200GST3-B」になります。

最新規格「Wi-Fi6」にも対応している高速ルーターです。

エレコム WiFi ルーター Wi-Fi6 11ax 2402+800Mbps フレッツ光・光コラボ IPv6(IPoE)対応 WRC-X3200GST3-B
エレコム(ELECOM)
Wi-Fi 6対応でより安定した高速通信を実現しました。複数台同時接続に強いので、テレワークやオンライン学習に最適です。

v6プラス対応だけでなく、v6プラス・OCNバーチャルコネクトなど他のIPv4 over IPv6サービスにも対応、さらにIPv4固定アドレスについてもv6プラス固定IPv4アドレスだけでなくv6プラス固定IPv4アドレスにも対応しているモデルです。

IPv4 over IPv6についは万能型ルーターと言えるので、持っていて損はないでしょう。

汎用モデルなら「WRC-1167GS2-B」

汎用的な価格帯でのモデルなら「WRC-1167GS2-B」になります。

大体6,000円~7,000円程度で購入できるもっとも普及帯のルーターになります。

エレコム WiFi 無線LAN ルーター 親機 11ac 867+300Mps 有線ギガ IPv6(IPoE)対応 ブラック WRC-1167GS2-B
エレコム(ELECOM)
【IPv6対応】回線混雑しにくいIPv6 IPoEインターネット接続に対応し、快適な通信が可能です。動作確認済IPv6(IPoE)接続サービスは詳細をご確認ください。

WRC-1167GS2-BもWRC-X3200GST3-Bと同様、高速通信についてはフル対応の万能型ルーターになります。

v6プラス対応だけでなく、v6プラス・OCNバーチャルコネクトなど他のIPv4 over IPv6サービスにも対応、さらにIPv4固定アドレスについてもv6プラス固定IPv4アドレスだけでなくv6プラス固定IPv4アドレスにも対応しているモデルです。

IPv4 over IPv6についは万能型ルーターと言えるので、持っていて損はないでしょう。

v6プラス向け「IPv4固定アドレス」対応のプロバイダー

v6プラス向け「IPv4固定アドレス」サービスはv6プラスを提供するISP事業者を通じて提供されます。

現在「v6プラス固定IPv4アドレス」サービスを提供しているISP事業者とサービス内容は以下の通りです。

enひかり

株式会社縁人が提供するフレッツ光コラボ「enひかり」なら月額770円のオプション料金で「v6プラス固定IPv4アドレス」サービスを利用することができます。

enひかりはフレッツ光コラボで月額料金最安級の安さに加えて「最低利用期間の縛りなし」「解約時の違約金なし」という特徴的な契約形態でサービス提供しており、また高速通信サービスについても「v6プラス」の他に「Transix」も選ぶことができ、さらに「v6プラス」なら「v6プラス固定IPv4アドレス」サービスも利用できる、というIPv4 over IPv6高速通信サービスにフル対応のちょっと面白いフレッツ光コラボです。

enひかりの利用料金

enひかりの利用料金は以下のようになります。

初期費用 基本工事費 2,200円~16,500円(新規)
契約事務手数料
月額費用 基本料金 4,620円/月 3,520円/月
v6プラス
オプション
198円/月
※Transixも選べる
v6プラス
固定IPv4
770円/月
割引
サービス
勝手に割り ahamo(アハモ)・UQモバイルとセット利用で割引
※110円/月を割引

「v6プラス固定IPv4アドレスサービス」は月額770円のオプションサービスとして提供されます。

enひかりでは高速通信サービスとして「v6プラス」か「Transix」を選ぶことができますが、「v6プラス固定IPv4アドレス」サービスは「v6プラス」をオプション利用している場合に追加オプションとして利用することができます。

月額料金最安級

enひかりの月額料金はフレッツ光コラボで最安級の「戸建て向け4,620円/月」「集合住宅向け3,520円/月」です。

同じフレッツ光コラボのドコモ光やソフトバンク光などと比較すると月額1,000円以上も安く使えるフレッツ光コラボです。

最低利用期間なし、解約時違約金なし

enひかりの契約形態は「最低利用期間なし」「解約時違約金なし」です。

契約期間の縛りがないため、使ってみて気に入らない場合にはいつでも違約金等不要で解約することができます。

v6プラスフル対応

高速通信サービス「v6プラス」に加えて「v6プラス固定IPv4アドレス」サービスにも対応です。

v6プラスフル対応のちょっと珍しいフレッツ光コラボです。

ahamo(アハモ)・UQモバイルとのセット割「勝手に割り」

料金面からちょっと面白いのが「勝手に割り」という割引サービスです。

ahamo(アハモ)またはUQモバイルをご利用なら、「勝手に割り」という割引サービスが適用され、enひかりの月額料金から110円/月が割引されます。

v6プラス対応ルーターが必要

enひかりではv6プラス対応ルーターやv6プラス固定IPv4アドレスサービス対応ルーターをレンタル提供していません。

よって、対応ルーターはご自分で用意する必要があります。

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