2022年7月より電気通信事業法が改正され、ほとんどのプロバイダー各社は契約形態や料金プランを刷新してきました。
刷新された契約形態・プランの概要は「長期定期契約(契約縛り)の緩和」「解約時の高額違約金の禁止」となります。
WiMAX +5Gを提供するプロバイダーにおいても同様ですが、従来は各社特徴のあるプランだったのが今回7月のプラン刷新で「勝負あったかな?」という感じになっています。
これからのWiMAX +5Gは「新品の5G端末ならGMOとくとくBBを最低1年使う」「中古の5G端末ならBIGLOBEを2年使う」というのがWiMAX +5Gを一番安く使う方法になります。
この記事では「1年使えば最安のWiMAX +5G」であるGMOとくとくBBの最安の仕組みについて説明していきます。
高額キャッシュバックで「1年使えばWiMAX+5G最安」
2022年7月より新しい電気通信事業法が施行されたことで、多くの通信事業者(プロバイダー)が契約形態や料金体系を見直しました。
モバイルルーターやホームルーターで人気のWiMAX +5Gも同様です。
WiMAX +5Gプロバイダー各社の新しい契約形態・料金プランの中で「1年使えば最安のWiMAX +5G」がGMOとくとくBBです。
GMOとくとくBBの契約形態と料金プラン
新しいGMOとくとくBB WiMAX +5Gの契約形態および料金プランと特典は以下のようになります。
費用・契約 | GMOとくとくBB WiMAX ギガ放題プラス |
|
---|---|---|
契約形態 | 2年契約・自動更新なし 違約金 |
|
5G専用端末 | 契約時購入必須 21,780円 36回分割払い(605円/月×36回) |
|
月額料金 | 0か月目 ※利用開始月 |
・月額料金最大1,474円/月(日割り計算) |
1~2か月目 | ・月額料金1,474円/月 | |
3~35か月目 | ・月額料金3,784円/月 | |
36か月目以降(ずっと) | ・月額料金4,444円/月 | |
キャンペーン 特典 |
月額料金割引 | 36か月間の月額料金大幅割引 ※上記月額料金に反映済 |
キャッシュバック | 23,000円キャッシュバック ※利用開始から1年後に振り込み |
|
平均月額 | 3,671円/月 |
3年利用を想定した平均月額はたったの3,671円/月となります。
解約違約金たったの1,100円
新しいGMOとくとくBB WiMAX +5Gの契約形態は「最低利用期間2年・自動更新なし」での契約となります。
利用開始から2年(25か月)以降はいつでも無料で解約できますが、2年以内の解約では解約時違約金1,100円が必要です。
費用・契約 | GMOとくとくBB WiMAX ギガ放題プラス |
|
---|---|---|
契約形態 | 2年契約・自動更新なし 違約金1,100円 |
しかし、解約時違約金1,100円と旧プランより大幅に安くなり、もはや「契約縛り」を気にする必要はなくなりました。
2022/11/29~解約違約金0円、実質的に「契約縛りなし」
2022年11月29日以降の契約者は解約違約金が0円となりました。
契約書上の契約条件は「2年契約・自動更新なし」「解約時(2年以内の解約)違約金1,100円」という点はかわらないのですが、キャンペーン特典として2022年11月29日以降の契約者は「違約金0円」が適用されます。
これにより、「実質的に契約縛りなし」となります。
端末代金21,780円(6回分割払い)
GMOとくとくBB WiMAX +5Gの契約時には5G専用端末(WiMAXルーター)の同時購入が必須です。
端末価格は21,780円で36回分割払いのみ(605円/月×36回)となります。
費用・契約 | GMOとくとくBB WiMAX ギガ放題プラス |
|
---|---|---|
5G専用端末 | 契約時購入必須 21,780円 36回分割払い(605円/月×36回) |
端末価格21,780円はどのプロバイダーも横並びのようです。
キャッシュバックで「端末無料!違約金無料!」
GMOとくとくBBと言えば高額キャッシュバックです。
GMOとくとくBB WiMAX +5Gは利用開始から1年後には23,000円という高額キャッシュバックがもらえます。
費用・契約 | GMOとくとくBB WiMAX ギガ放題プラス |
|
---|---|---|
キャンペーン 特典 |
月額料金割引 | 36か月間の月額料金大幅割引 ※上記月額料金に反映済 |
キャッシュバック | 23,000円キャッシュバック ※利用開始から1年後に振り込み |
|
平均月額 | 3,671円/月 |
このキャッシュバックを確実にもらうことで、「端末代金(21,780円)と解約違約金(1,100円)がチャラ」になり、いつ解約しても損しない仕組みになりました。
さらに月額料金割引「たったの3,784円/月」
月額料金も3年間大幅に割引が適用されます。
利用開始からの3か月間は月額1,474円/月(税抜1,340円/月)という安さです。
また中心となる3年間(3か月目~36か月目)の月額料金は「月額3,784円/月(税抜3,440円/月)」という安さです。
費用・契約 | GMOとくとくBB WiMAX ギガ放題プラス |
|
---|---|---|
月額料金 | 0か月目 ※利用開始月 |
・月額料金最大1,474円/月(日割り計算) |
1~2か月目 | ・月額料金1,474円/月 | |
3~35か月目 | ・月額料金3,784円/月 | |
36か月目以降(ずっと) | ・月額料金4,444円/月 |
この月額料金はWiMAX +5Gプロバイダー各社の中ではBIGLOBE(月額3,773円/月)に次ぐ安さです。
2つの特典で「1年使えば最安のWiMAX +5G」
このように、1年使ってキャッシュバックをもらうことで「端末代金と違約金チャラ」、そのまま使い続けても「WiMAX +5Gで最安級の月額料金(3年間)」となります。
「最低1年使う」という条件付きにおいて、一番安いWiMAX +5GはGMOとくとくBB WiMAX +5Gとなり、3年間の総費用・総特典を加味した平均月額は3,671円/月です。
GMOとくとくBBの安さを他社プロバイダーと比較
3年間利用を前提とした平均月額料金を主要プロバイダーで計算してみました。
プロバイダー | 平均月額 | 端末代金 支払方法 |
契約期間 解約違約金 |
---|---|---|---|
GMOとくとくBB | 3,671円/月 ※36か月平均 |
21,780円 36回分割払 |
2年契約 |
BIGLOBE | 4,142円/月 ※24か月平均 |
21,912円 24回分割払 |
契約縛りなし |
カシモWiMAX | 4,387円/月 ※36か月平均 |
21,780円 36回分割払 |
契約縛りなし |
Broad WiMAX バリュープラン |
4,494円/月 ※36か月平均 |
21,780円 36回分割払 |
2年契約 3,883円 |
Broad WiMAX フリープラン |
4,676円/月 ※36か月平均 |
21,780円 36回分割払 |
契約縛りなし |
UQ WiMAX | 5,271円/月 ※24か月平均 |
21,780円 24回分割払 |
契約縛りなし |
上記の通り、圧倒的にGMOとくとくBBが最安となり、平均月額は3,671円/月です。
そして、この安さを実現する条件が「1年間は使って確実にキャッシュバックを受け取る」ということになります。
GMOとくとくBB WiMAX「WiMAX +5G」キャンペーン情報
2022年7月に刷新された新しいGMOとくとくBB WiMAX +5Gの契約形態・料金プランとキャンペーン特典を見ていきましょう。
現在実施中キャンペーンの目玉は以下の3点になります。
- 3年間の月額料金大幅割引(1,474円/月~3,784円/月)
- 高額キャッシュバック23,000円
- 他社乗換時の他社解約違約金負担(最大49,000円)
GMOとくとくBB WiMAX +5Gの新料金プラン
GMOとくとくBB WiMAX +5Gが新サービス「WiMAX +5G」対応の新プラン「ギガ放題プラス」の提供を開始、同時にキャンペーンも開始されました。
キャンペーン特典を含めての契約形態・料金プランは以下のようになります。
費用・契約項目 | ギガ放題プラス | |
---|---|---|
初期費用 | 事務手数料 | 3,300円 |
端末代金 | 21,780円 ※36回分割払い(605円/月×36か月) |
|
端末送料 | 無料 | |
月額料金 | 0か月目 ※利用開始月 |
最大1,474円/月 ※日割り計算 |
1~2か月目 | 1,474円/月 | |
3~35か月目 | 3,784円/月 | |
36か月目以降 | 4,444円/月 | |
オプション | プラスエリア 利用オプション |
1,100円/月 ※「プラスエリアモード」通信を利用した月のみ |
特典 | 月額料金 大幅割引 |
3年間の月額料金大幅割引 ※上記月額料金に反映済 |
キャッシュバック | 23,000円キャッシュバック ※利用開始1年後に銀行振り込み |
|
他社違約金負担 | 乗換時の他社違約金を最大49,000円までキャッシュバック補填 ※利用開始1年後に銀行振り込み ※キャッシュバック特典との併用不可 |
|
契約形態 | 契約期間 | 最低利用期間2年(25か月間) ※自動更新なし |
契約解除料 | ※25か月以内の解約時 |
特典① 23,000円キャッシュバック
高額23,000円のキャッシュバックがもらえます。
利用開始から11か月後にキャッシュバック振り込み先の銀行口座を登録することで翌月末にキャッシュバックが振り込まれます(12か月後に振り込み)。
キャッシュバックの受け取りの流れ
キャッシュバックを受け取るためには手続き(振込先銀行口座情報の登録)が必要です。
この手続きを確実に行うことがGMOとくとくBBを一番安く使うためのポイントになります。
- STEP1メールの受け取り
利用開始月を含む11か月後にキャッシュバック受取のためのメールが送られてきます。
※振込先銀行口座情報の登録手順が記載
- STEP2振込先銀行情報の登録
メール記載の手順に従ってキャッシュバック振込用の銀行口座を登録します。
※登録期限はメール受信の翌月末まで
- STEP3キャッシュバックの受け取り
銀行口座情報登録の翌月末にキャッシュバックが振り込まれます。
手続き自体はまったくむつかしいものではなく、自分の銀行口座を登録するだけです。
問題は「利用開始後11か月目のメール」を見逃さないことです。
キャッシュバック受取のスケジュール
もし今月からGMOとくとくBB WiMAX +5Gを使い始めたら、という前提で手続きからキャッシュバック受け取りまでのスケジュールは以下のようになります。
利用開始月(今月) | 2024年12月 | |
---|---|---|
メール連絡 | いつ? | 利用開始月を含む11か月後 ※2025年10月 |
どこに? | 申し込み時に作成した「基本メールアドレス」 ※〇〇〇@△△.gmobb.jpなどのメールアドレス |
|
何が書いてある? | キャッシュバック振込のための銀行口座情報の登録手順 | |
口座登録 | いつまで? | メール受信の翌月末まで ※2025年11月末まで |
忘れたら どうなる? |
キャッシュバックは失効する | |
キャッシュバック | いつ振り込まれる? | 銀行口座情報の登録翌月末 |
キャッシュバックにより端末代金と違約金がチャラになる
確実に23,000円のキャッシュバックを受け取ることで、高額な5G端末代金(21,780円)と25か月以内の解約違約金(1,100円)がチャラになります。
つまり、キャッシュバックをもらってしまえばあとはいつ解約しても損はしない、という状況になります。
特典② 3年間の月額料金大幅割引
3年間の月額料金が大幅に割引されます。
費用・契約項目 | ギガ放題プラス | |
---|---|---|
月額料金 | 0か月目 ※利用開始月 |
最大1,474円/月 ※日割り計算 |
1~2か月目 | 1,474円/月 | |
3~35か月目 | 3,784円/月 | |
36か月目以降 | 4,444円/月 |
利用開始から3か月間が1,474円で使えるというのはもちろん安いのですが、それ以降(3~35か月目)の月額3,784円/月というのは圧倒的な安さになります。
月額3,784円は税抜きで3,440円なので、たとえばNTTドコモ「home5G」の月額4,500円(税抜)や端末サポートコミでの月額3,500円より安くなります。
NTTドコモ「home5G」との比較においては、home5Gの端末サポート適用で月額3,500円というのは3年間の端末残債請求がある状態ですが、GMOとくとくBBの月額3,440円はキャッシュバックにより端末代金はすでに実質無料になっている状態での月額料金です。
よって圧倒的にGMOとくとくBB WiMAX +5Gのほうが「縛りがなく安い」という状況になります。
このあたりの料金プランとキャンペーン特典の仕組みはhome5Gを意識しているのかもしれません。
特典③ 他社乗換での解約費用を最大49,000円補填
他社の回線サービスを解約してGMOとくとくBB WiMAX +5Gへ乗り換える場合に、他社解約に伴う解約費用が発生した場合には最大49,000円をキャッシュバックで補填してくれます。
※「特典①23,000円キャッシュバック」との併用はできません。
この「他社乗換違約金補填」の特典はその内容(対象の他社回線サービス、対象の解約費用)がちょっとすごいことになっています。
特典の対象となる他社回線サービスは?
まず「特典の対象となる他社回線サービス(解約する回線)」は「GMOとくとくBBが提供する通信サービス」「携帯電話サービス」を除くほぼすべてが対象となります。
- フレッツ光回線/他社フレッツ光コラボ
- 他社光回線(NURO光・auひかり・電力系光回線など)
- CATV回線/ADSL回線
- 他社モバイル回線(Pocket Wi-Fi/他社WiMAX/他社クラウド系Wi-Fiなど)
- 他社ホームルーター回線(home5G/Softbank Air/他社WiMAX)
要するに「GMOとくとくBBの通信サービス」「携帯電話サービス」以外はすべて対象、ということになります。
特典の対象となる解約費用は?
そして、対象サービスにおける「対象となる解約費用」がまたすごいです。
- 長期定期契約の契約解除料(いわゆる違約金)
- 回線設備・設置機器の撤去工事費用
- 回線に付随するサービス(テレビなど)の解約費用
- 工事費残債・端末代金残債
- 光電話サービスをNTT固定電話へ戻す(アナログ戻し)ための費用
つまり解約時に月額料金以外に支払う費用はほぼすべてが「補填対象の解約費用」となります。
他社乗換違約金補填の適用には申請が必要
非常に充実している「他社乗換違約金補填」の特典ですが、この特典を利用したい場合にはGMOとくとくBB WiMAX +5Gの申し込み後に電話による申請が必要です。
解約違約金補助 お申込み電話窓口 |
0570-045-109 ※10:00~19:00(平日) |
---|
なお、「他社乗り換え違約金補助」の特典適用のためには、「他社の解約を証明」「他社に支払った解約費用の内訳を証明」の証明書を提出する必要があります。
※紙の書類だけでなく、ウェブ画面のキャプチャ等でもOK
申請の電話ではこの証明書類について詳しく説明があるので、電話申請する前に「どんな解約費用が発生するのか?」を解約予定のプロバイダーに確認しておくとよいでしょう。
特典④ 解約違約金0円で「実質契約縛りなし」
2022年11月29日より、GMOとくとくBB WiMAX +5Gでは「解約時違約金0円」となりました。
本来(契約上)の契約内容は「契約期間2年・自動更新なし」「2年以内の解約違約金1,100円」となっており、それほど負担の大きな違約金ではありませんでした。
しかし、2022年11月29日以降は「契約期間2年・自動更新なし」は変わりませんが「2年以内の解約規約金0円」となり、実質的に「契約縛りなし」ということになります。
新しいWiMAX +5Gの通信サービス
KDDI(au)のWiMAXサービスはなんと6,000万回線もの契約数があり、電波を使ったモバイルデータ通信サービスとしては国内最大です。
そのためか、旧サービスWiMAX2+や登場当時の新サービスWiMAX +5Gでは結構強気の速度制限ルールなども設けており、利用者の不満も高かったようです。
しかし2021年最大手ドコモから「home5G」が登場し「広いエリアで高速通信」「どれだけ使っても速度制限されない」という実態サービスが実現されたことで、2022年2月よりWiMAX +5Gサービスも大幅にサービス内容を見直してきました。
やはり競争がないと良いサービスにはなりませんね。
ここからは新しいWiMAX +5G通信サービスの特徴について説明していきます。
スマホの電波「au 4G LTE」」が使える
WiMAX2+の時代には「WiMAXはつながらない!」という口コミも多くありましたが、WiMAX +5Gでは断然つながりやすくなっています。
WiMAX +5Gには2つの通信モード「スタンダードモード」「プラスエリアモード」があり、通信モードを切り替えることで使える電波が増える仕組みになっています。
両通信モードで通信できる電波は以下のようになっています。
周波数帯 | スタンダード モード |
プラスエリア モード |
|
---|---|---|---|
5G通信 | n78(3.7GHz) | 〇 | 〇 |
4G通信 ※スマホの電波 |
Band1(2GHz) | 〇 | 〇 |
Band3(1.7GHz) | 〇 | 〇 | |
Band18(800MHz) | – | 〇 | |
WiMAX2+ | Band41(2.5GHz) | 〇 | 〇 |
標準通信モード「スタンダードモード」でスマホの電波が使える
WiMAX +5Gでは標準通信モード「スタンダードモード」でスマホの電波(Band1/3)を使えるようになりました。
つまり基本的にはauスマホが使える場所ならWiMAX +5Gも使える、ということになります。
WiMAX2+ではスマホの電波を使えませんでしたが、WiMAX +5Gでは標準通信モードでスマホの電波が使えるようになったことで「つながらない!」ということが断然なくなっています。
オプション通信モード「プラスエリアモード」でauプラチナバンドも使える
オプション通信モード「プラスエリアモード」にするとauプラチナバンドも使えるようになります。
KDDIではビルの陰や地下街など障害物により電波の届きにくい場所をBand18(auプラチナバンド)で整備しており、「プラスエリアモード」を使うことで地下街の奥深くのお店や地下鉄の中などでもWiMAX +5Gが使える、という仕組みになっています。
超高速通信「au 5G通信」が使える
WiMAX +5Gでは標準通信モード「スタンダードモード」で高速通信「au 5G通信」を利用することができます。
自宅や行動範囲が5Gエリアであれば下り最大2.7Gbpsという光回線を超える通信速度を体感することができます。
周波数帯 | スタンダード モード |
プラスエリア モード |
|
---|---|---|---|
5G通信 ※高速5G通信 |
n78(3.7GHz) | 〇 | 〇 |
4G通信 | Band1(2GHz) | 〇 | 〇 |
Band3(1.7GHz) | 〇 | 〇 | |
Band18(800MHz) | – | 〇 | |
WiMAX2+ | Band41(2.5GHz) | 〇 | 〇 |
Sub6に対応、ミリ波には非対応
5G通信が使う電波には「Sub6」と「ミリ波」があります。
Sub6は広いエリアで5G通信エリアを展開していくための高速な電波であり、ミリ波は超高速・調停遅延を実現するための局所的な超高速な電波です。
WiMAX +5Gの5G通信は「Sub6対応」「ミリ波非対応」となっています。
ミリ波はIoTなど特定目的のための局所的な超高速・調停遅延のための通信方式であり、またスマホでも最新のiPhoneでさえ日本国内版はミリ波非対応です。
よって、現状では日本国内においてミリ波非対応は妥当かな?という感じです。
auプラチナバンドも使える(オプション通信モード)
WiMAX +5Gには2つの通信モード「スタンダードモード」と「プラスエリアモード」があり、ルーターまたはアプリでいつでも通信モード切り替えることができます。
通信モードを切り替えるとどうなるか?というと「プラスエリアモード」へ切り替えることでauプラチナバンド(Band18)が使えるようになります。
※ただし「プラスエリアモード」通信を利用した場合、その月はプラスエリア利用料として1,100円/月が請求されます(オプション通信モードです)。
周波数帯 | スタンダード モード |
プラスエリア モード |
|
---|---|---|---|
5G通信 | n78(3.7GHz) | 〇 | 〇 |
4G通信 | Band1(2GHz) | 〇 | 〇 |
Band3(1.7GHz) | 〇 | 〇 | |
Band18(800MHz) ※auプラチナバンド |
– | ● | |
WiMAX2+ | Band41(2.5GHz) | 〇 | 〇 |
KDDI(au)はビルの陰や地下街などで障害物等により電波が届きにくい場所をBand18で整備しており、「プラスエリアモード」ではこのBand18が使えるということになります。
たとえば地下街の奥深くのお店だとか地下鉄の車内などでもWiMAX +5Gが使える、ということです。
3日15GB制限の撤廃で事実上無制限
WiMAX +5Gでは「3日で〇〇GB以上で速度制限」という短期の大量通信に対する速度制限がなくなりました(2022年2月撤廃)。
サービス開始当初は「3日で15GB超過で通信速度1Mbps」という通信制限ルールがあり、「大容量5Gの時代にありえない!」と大きな不満もありましたが、2022年2月に撤廃されました。
これもドコモ「home5G」の使い放題のおかげですね、やはり競争は良いことです!
WiMAX2+時代からずっと続けていた「3日使い過ぎルール」の撤廃ですが、撤廃直後は「何か裏があるんじゃない?」という声も多かったのですが、実際には本当に短期使い過ぎの速度制限ルールはないようです。
速度制限ルール撤廃に関する口コミ
「3日で15GB」の速度制限ルールが撤廃されたことに関する口コミを見てみましょう。
WiMaxの3日制限って大分前に撤廃されてたのね。よかった😅
まぁ5Gの時代にそんなセコい事継続されても困るけどw#wimax pic.twitter.com/hPSIUTxHOt— Ludwig (@Ludie162) September 15, 2022
UQ Wimax使ってます。
あれ?最近、重めの動画見ててついつい
直近3日間で15Gb制限を意識してたんだけど
全然速度制限かからないなーって思ってました。
いつの間にか、速度制限撤廃してたのね。
すげーよUQ Wimax
最高だよ。
これから毎日You tube 1080pで観るわw
ちな、都内ですが、速度は以下です pic.twitter.com/K8lcEgBk3C— megumin (@megumin_winter) September 13, 2022
WiMAX +5Gに3日15GB制限が無くなってとても助かっている。 pic.twitter.com/JtT1B5pw7t
— Jun Shimada (@shimajiro) July 22, 2022
GMOとくとくBB WiMAX +5Gのデメリット
デメリット① 契約縛りがある、違約金がある
GMOとくとくBB WiMAX +5Gの契約形態は「最低利用期間2年・自動更新なし」「契約解除料(違約金)1,100円」となっています。
2022年7月からのプロバイダー各社の新料金プランでは多くのプロバイダーが「契約縛りなし」でのプランを提供開始しました。
その中で、GMOとくとくBBは「最低利用期間2年」であり、利用開始から2年以内(25か月以内)の解約においては契約解除料(違約金)が1,100円請求されます。
違約金はたったの1,100円
最低利用期間2年で2年以内の解約での違約金が1,100円と、従来の料金プランより圧倒的に違約金が安くなりました。
違約金1,100円なので、もはや契約縛りはあまり気にする必要がないと言えます。
2022/11/29~解約違約金0円、実質的に「契約縛りなし」
2022年11月29日以降の契約者は解約違約金が0円となりました。
契約書上の契約条件は「2年契約・自動更新なし」「解約時(2年以内の解約)違約金1,100円」という点はかわらないのですが、キャンペーン特典として2022年11月29日以降の契約者は「違約金0円」が適用されます。
これにより、「実質的に契約縛りなし」となります。
デメリット② 5Gルーターが36回分割払いのみ
GMOとくとくBB WiMAX +5Gではサービス契約時に5G専用端末の同時購入が必須であり、端末価格は21,780円となっています。
これは仕組みも値段もどのプロバイダーもほぼ横並びです。
そしてGMOとくとくBBでは端末代金は36回分割払いのみとなり、毎月605円/月が基本料金に合算されて請求されます。
端末代金完済前の解約では残債一括請求
端末代金を完済する36か月以前にGMOとくとくBB WiMAX +5Gを解約すると、端末代金の未払い分(端末代金残債)が一括請求となります。
デメリット③ 申し込み時の必須オプションが2つある
デメリットというほどではありませんがちょっと面倒な手続き(注意点)として「契約時必須オプション」が2つあります。
ただし利用開始当初のオプション料金は無料なので、不要なオプションであれば利用開始後にメンバーサイト(BBNavi)からオプション解除をすればお金はかかりません。
このひと手間に注意です。
必須オプション① 端末保証「安心サポート」
「安心サポート」はWiMAX +5G端末の故障時の修理代金を補償してくれるサービスです。
月額330円のオプション料金で5G端末の自然故障をずっと保証(修理・交換)してくれるサービスです。
利用開始から2か月間は無料なので、不要であればその間にオプション解除してください。
必須オプション② 公衆無線LANサービス「Wi2 300」
「公衆無線LANオプションは」街中で使える公衆無線LAN(Wi-Fi)サービスです。
月額398円でKDDIグループのワイア・アンド・ワイヤレス社が提供している「Wi2 300」を利用できる、というサービスです。
利用開始から2か月間は無料なので、不要であればその間にオプション解除してください。
GMOとくとくBB WiMAX +5Gのメリット
メリット① 23,000円の高額キャッシュバック
利用開始1年後に23,000円の高額キャッシュバックがもらえます。
このキャッシュバックをもらうことで、高額な5G端末(21,780円)と25か月以内の解約違約金(1,100円)がチャラになります。
メリット② 月額料金の大幅割引
利用開始から3年間(35か月間)の月額料金が大幅割引されます。
費用・契約項目 | ギガ放題プラス | |
---|---|---|
月額料金 | 0か月目 ※利用開始月 |
最大1,474円/月 ※日割り計算 |
1~2か月目 | 1,474円/月 | |
3~35か月目 | 3,784円/月 | |
36か月目以降 | 4,444円/月 |
1年使ってキャッシュバックにより実質「5G端末無料・違約金無料」になったうえに、3年間の月額料金が月額たったの3,784円/月(税抜3,440円/月)という安さです。
メリット③ 他社からの乗り換えなら他社解約費用を補填
他社の回線サービスを解約してGMOとくとくBB WiMAX +5Gへ乗り換える場合に他社への解約費用が発生した場合、最大49,000円のキャッシュバック補填が受けられます。
対象となる回線サービスはほぼすべての回線サービス(自社サービスと携帯電話サービスを除く)です。
対象となる解約費用はほぼすべての(月額料金以外の)解約時費用です。
他社でもよくある「乗り換えサポートサービス」ですが、GMOとくとくBBの場合には対象サービス・対象費用がかなりすごいことになっています。
メリット④ 最速で明日からWi-Fiが使える
WiMAXは工事不要なのでルーターが届けばすぐにWi-Fiが使えるようになります。
GMOとくとくBB WiMAXは基本的に「申し込みの当日にルーター発送」なので、本州内であれば明日にはルーターが手元に届きます。
Wi-Fiが必要なときに、最短で明日から使えるというスピード感もGMOとくとくBB WiMAXの魅力です。
メリット⑤ 8日以内なら無料で解約できる
通信サービスには「初期契約解除制度」という制度があり、商品(ルーターやスマホなど)を受け取ってから8日以内であれば理由を問わずに解約することができます。
これは法制度なので、どの通信サービスにも適用され、当然GMOとくとくBB WiMAXでも使える制度です。
もしGMOとくとくBB WiMAX +5Gのルーターが手元に届き、実際に使ってみたら気に入らなかった場合などは、ルーターの受け取りから8日以内に「初期契約解除制度を使って解約」と申し出ることで違約金等不要で解約できます。
ただし、この場合でも「初期費用3,300円」と「利用開始月の月額料金」は請求されます。
メリット⑥ 公衆無線LANサービス「Wi2 300」がお得に使える
デメリットのところで説明しましたが、GMOとくとくBB WiMAX +5Gには契約時必須オプションが2つあります。
「安心サポート(端末保証サービス)」と「公衆無線LANサービス」です。
どちらも利用開始から2か月間は無料なので不要の場合には無料期間内に解約してください。
ただし、もし公衆無線LANサービスを使いたい!?という場合、GMOとくとくBBの公衆無線LANサービスは結構お得なサービスになっています。
Wi2 300の再販サービス
まず、「公衆無線LANサービス」はKDDI系列の公衆無線LANサービス「Wi2 300」の再販サービスとなり、料金体系としては直接「Wi2 300」を契約するのと同じです。
なお、「Wi2 300」はスマホやタブレットだけでなく、パソコンからでも利用できる公衆無線LANサービスです。
※東海道新幹線の車内でも使えます。
オプションチケットが実質無料
「Wi2 300」は全国のWi-Fiアクセスポイントが使えますが、基本料金内(398円/月)で使えるベーシックエリアと別途オプション料金(100円/1時間)が必要なオプションエリアがあります。
どこでも便利に利用するためにはオプションエリアを利用することがあると思います。
GMOとくとくBB経由で公衆無線LANサービス「Wi2 300」を契約すると、オプションエリアの利用料として支払った金額の同額がGMOポイントとして全額戻ってきます。
GMOポイントはGMOとくとくBBの利用料金に充当することもできるし現金化することもできます。
つまりGMOとくとくBBで「公衆無線LAN(Wi2 300)」を契約すると「オプションエリアの利用料金が無料になる」という仕組みになっています。
「Wi2 300]」に興味のある方にとっては非常にお得な(直接契約するよりも)サービスになっています。
まとめ、1年使うだけで最安になるGMOとくとくBB
2022年7月に電気通信事業法が改正されたことで多くのプロバイダーが契約形態や料金プランを刷新しました。
WiMAX +5Gにおいてもほとんどのプロバイダーが新しい料金プランをだしてきました。
今までは各社の特色があった料金プランも、今回の新プランで「勝負あったかな?」という感じです。
「最低1年使いさえすればGMOとくとくBBが圧倒的に最安になる」からです。
最低1年使えば最安になるGMOとくとくBB
WiMAX +5Gを提供する主要プロバイダーの平均月額(3年利用前提)を計算すると以下のようになります。
利用開始の初期費用から3年間の月額料金総額、そしてキャンペーン特典までのすべてを足し引きした結果の総平均月額です。
プロバイダー | 平均月額 | 端末代金 支払方法 |
契約期間 解約違約金 |
---|---|---|---|
GMOとくとくBB | 3,671円/月 ※36か月平均 |
21,780円 36回分割払 |
2年契約 |
BIGLOBE | 4,142円/月 ※24か月平均 |
21,912円 24回分割払 |
契約縛りなし |
カシモWiMAX | 4,387円/月 ※36か月平均 |
21,780円 36回分割払 |
契約縛りなし |
Broad WiMAX バリュープラン |
4,494円/月 ※36か月平均 |
21,780円 36回分割払 |
2年契約 3,883円 |
Broad WiMAX フリープラン |
4,676円/月 ※36か月平均 |
21,780円 36回分割払 |
契約縛りなし |
UQ WiMAX | 5,271円/月 ※24か月平均 |
21,780円 24回分割払 |
契約縛りなし |
これからわかるように3年間の平均月額で圧倒的に安いのがGMOとくとくBBで、他社より月額500円以上安くなります。
そして、この安さを支えている仕組みが「1年後にもらえる高額キャッシュバック」です。
3年使わなくてもいいんです、1年使ってキャッシュバックをもらえば、上記の安さになるのがGMOとくとくBBなんです。
GMOとくとくBBより安く使えるWiMAXは?
1年使えば最安になるのがGMOとくとくBBです。
では、それ以上に安くなるWiMAX +5Gはなくはない、です。
BIGLOBE WiMAX +5GならGMOとくとくBBより安く使える可能性があります。
BIGLOBE WiMAXを最安で使う
BIGLOBE WiMAX +5Gには他社プロバイダーにはない契約形態「SIMのみ契約」があります。
通信サービスの契約時に5G端末同時購入不要で通信サービスのみを契約できる形態です。
もし、「以前WiMAX +5G使ってたから端末は持ってる」「知人から譲ってもらった」という場合や、「ヤフオクやメルカリで安く中古端末を購入する」ということであれば高額な端末代金を節約して安くWiMAX +5Gを使うことができます。
アマゾンではWiMAX +5G用のホームルーター・モバイルルーターが標準販売価格(2.2万円)より安くで販売されています。
また、メルカリでは中古品が7,000円~10,000円程度で出品されています。
ホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」の出品を見てみる | メルカリ
モバイルルーター「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」の出品を見てみる | メルカリ
そしてこれらの新品・中古品端末を使えばBIGLOBE WiMAX +5Gなら月額たったの3,773円/月とGMOとくとくBBより安い月額料金で使うことができます。
中古端末を使ってBIGLOBE WiMAX +5Gと「SIMのみ契約」すればGMOとくとくBBより安くWiMAX +5Gを使うことができます。
1年使って最安のGMOとくとくBB、中古端末を使って最安のBIGLOBE
2022年7月のプロバイダー各社の料金改定でWiMAX +5Gを安くつかるプロバイダーはほぼ決まった感じがします。
GMOとくとくBBなら1年使って高額キャッシュバックをもらえばその時点で端末代金・解約違約金がチャラになり、その後は最安級の月額料金で一番安く使えます。
BIGLOBE WiMAX +5Gなら安く手に入れた中古端末で「SIMのみ契約」すれば端末代金を節約して「月額たったの3,773円/月(2年間)」でWiMAX +5Gを使うことができます。
現在の安く使えるWiMAXはこのどちらかになります。