楽天モバイルのホームルーター「Turbo5G(ターボ5G)」はいつ発売?

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04 楽天Turbo5G
本記事はPRによる消費税込みの価格表示です

5G通信が普及してきたことで工事不要でネットが使えるホームルーターサービスが好調のようです。

2021年にドコモがサービス開始した「home5G」でホームルーターサービスに火が付いたようで、2022年に入ってからは先行するKDDI系列のWiMAX +5Gも大きくサービスを見直してきています。

そんな中、2020年に第四のキャリアとして参入した楽天モバイルでもホームルーターサービス「Turbo 5G(仮称?)」が予定されているようです。

楽天モバイルのCEOであるタレック・アミン氏が海外メディアのインタビュー記事でその可能性を述べています。

当初予定では2022年12月からのサービス開始予定、と答えていますが、さてどうなるでしょう・・・

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2023/1/26速報!ついにRakuten Turbo発売開始

2023年1月26日、楽天モバイルは新しいホームルーターサービスとして「Rakuten Turbo」を発表、同日より新規契約の受付を開始しました。

新しいホームルーターサービス「Rakuten Turbo」 | 楽天モバイル

サービス名称は「Rakuten Turbo」となり、サービス専用の5G対応ルーター「Rakuten Turbo 5G」の同時購入契約が必要です。

新サービス「Rakuten Turbo」のサービス・料金等についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

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楽天モバイルがFWA(ホームルーターサービス)に参入!?

楽天モバイルCEO「タレック・アミン」氏が海外メディアの電話インタビューで答えた、という記事が海外メディア「RCR Wireless News」に掲載されています。

楽天モバイルは2022年末までに日本でFWAサービスを開始することを目指しています | RCR Wireless News

インタビュー全体の中でホームルーターサービスに関するポイントを抜粋(機械翻訳)すると以下のようになります。

楽天モバイルは2022年末までに日本でFWAサービスを開始することを目指しています:CEO
(2022/5/18)

楽天モバイルの FWA は Sub-6 GHz と mmWave スペクトルの両方で動作します

日本の携帯電話事業者である楽天モバイルは、12月に日本で固定無線アクセス (FWA) サービスを開始する予定(※1)である、と同通信会社の CEO であるタレク アミン (Tareq Amin) はジャーナリストとの電話会議で語った。

CPE デバイスが到着するのを待っている(※2)ところです。CPEの配送には、制約とサプライチェーンの問題が少しあります」とAmin氏は述べています。

エグゼクティブは、楽天モバイルのFWAがサブ6GHzとmmWaveスペクトルの両方で動作(※3)することを指摘しました。

アミン氏によると、楽天モバイルはモバイル サービスだけでなく、Fiber to the Home (FTTP) や、FWA テクノロジによる Wireless to the Home も提供する予定(※4)です。

「家に FWA を提供するための当社のコスト構造は、世界で最も低いものの 1 つになるでしょう」と Amin 氏は述べています。

Rakuten Mobile aims to launch FWA services in Japan by end-2022: CEO | RCR Wireless Newsより抜粋(機械翻訳)

では、この記事(抜粋)のポイントを確認していきましょう。

(※1)12月より固定無線アクセス (FWA) サービスを開始予定

日本の携帯電話事業者である楽天モバイルは、12月に日本で固定無線アクセス (FWA) サービスを開始する予定(※1)である、と同通信会社の CEO であるタレク アミン (Tareq Amin) はジャーナリストとの電話会議で語った。

Rakuten Mobile aims to launch FWA services in Japan by end-2022: CEO | RCR Wireless Newsより抜粋(機械翻訳)

「固定無線アクセス(FWA/Fixed Wireless Access)サービス」とは無線を使って自宅内へデータ通信機器を引き込むサービスです。

すでにNTTドコモ「home 5G」、ソフトバンク「Softbank Air」、KDDI「WiMAX +5G」などのサービスが提供されています。

本インタビュー記事は楽天モバイルも同等のホームルーターサービスの提供を開始する予定、という内容の記事です。

また、本記事は2022年5月18日に掲載された記事であり「12月」とは2022年12月のことであると想定されます。

楽天モバイルは2022年12月にホームルーターサービスを開始予定

(※2)CPEデバイス(ホームルーター)の生産過程

CPE デバイスが到着するのを待っている(※2)ところです。CPEの配送には、制約とサプライチェーンの問題が少しあります」とAmin氏は述べています。

Rakuten Mobile aims to launch FWA services in Japan by end-2022: CEO | RCR Wireless Newsより抜粋(機械翻訳)

「CPE(Customer Premises Equipment)デバイス」とは固定無線アクセス(FWA)サービスにおける自宅設置機器のことで、いわゆるホームルーターのことです。

つまり「すでにホームルーターを製造している」「しかし生産が遅れている」と受け取れます。

楽天モバイルはすでに「Rakuten Turbo-5G(仮称)」というホームルーターで日本国内の技適を通過しています。

このホームルーターはフィンランドのノキア製であり、ただいま生産中ということなのでしょう。

「サプライチェーンの問題」とは現在言われている「半導体不足」のことでしょうか?「半導体不足により生産が遅れている」ということ?

楽天モバイルホームルーターサービスはすでにハードウェア生産段階

(※3)Sub6波とミリ波が利用可能

エグゼクティブは、楽天モバイルのFWAがサブ6GHzとmmWaveスペクトルの両方で動作(※3)することを指摘しました。

Rakuten Mobile aims to launch FWA services in Japan by end-2022: CEO | RCR Wireless Newsより抜粋(機械翻訳)

楽天モバイルがすでに製造に入っているホームルーターは「Sub6およびミリ波で動作する」とのことです。

「ミリ波」とは5G通信の真骨頂と言える電波であり「そこそこ速くてつながりやすいSub6波」に対して「超高速だけどエリアが狭いミリ波」となります。

現状、日本国内ではミリ波の整備は進んでおらず、最新型iPhone12/13/14でも日本国内版ではミリ波非対応となっています。

この点からミリ波は今後の5G通信のさらなる高速化として整備が期待されている電波と言えます。

サービス開始当初からミリ波対応はむつかしいと思いますが、ハードウェア的にはすでにミリ波に対応している、ということですね。

(※4)モバイルだけでなくFTTP(光回線)やFWA(ホームルーター)へも注力

アミン氏によると、楽天モバイルはモバイル サービスだけでなく、Fiber to the Home (FTTP) や、FWA テクノロジによる Wireless to the Home も提供する予定(※4)です。

「家に FWA を提供するための当社のコスト構造は、世界で最も低いものの 1 つになるでしょう」と Amin 氏は述べています。

Rakuten Mobile aims to launch FWA services in Japan by end-2022: CEO | RCR Wireless Newsより抜粋(機械翻訳)

「モバイルサービス」とは楽天モバイルが現在提供している楽天モバイル(携帯電話サービス)のことです。

また、「Fiber to the Home(FTTP)」とは光回線によるサービス提供のことであり、「楽天ひかり」を中心とした住宅・ビルなどへのサービス提供を進めていく、ということでしょう。

そして、「FWAによるWireless to the Home」がホームルーターサービスであり、現状国内ではNTTドコモ「home 5G」・kDDI(au)「WiMAX +5G」・ソフトバンク「Softbank Air」が該当サービスであり、2022年12月には楽天モバイルも同様のホームルーターサービス(Wireless to the Home)を提供する、という発言になります。

インタビューまとめ

以上のインタビューとなりますが、まとめると以下のような内容となります。

インタビューまとめ

  • 2022年12月よりホームルーターサービス開始予定
  • ホームルーターは5G通信のSub6だけでなくミリ波にも対応
  • ただしハードウェア(ホームルーター)の生産に遅れがある?
  • 今後はモバイルだけでなくFTTP(楽天ひかり相当)やホームルーターへも力を入れていく

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Rakuten Turbo

楽天モバイル・ホームルーター「Rakuten Turbo 5G」とは?

楽天モバイルは2019年10月29日に楽天モバイルのホームルーター「Rakuten Turbo 5G」が技術基準適合証明(技適)を通過しています。

その内容は以下「総務省」ホームページで検索できます。

技術基準適合証明等を受けた機器の検索 | 総務省

※上記ページから「番号:204-B00243」で検索

その内容は以下の通りです。

Turbo5G技適通過情報

技適証明書取得者(製造元)は「Nokia Shanghai Bell Co.,LTD」となっており、現ノキア子会社で中国・上海の「ノキア上海ベル」であることがわかります。

技術基準適合証明

楽天モバイル5G対応ホームルーター「Rakuten Turbo 5G」は以下の技術基準適合証明を取得しています。

特定無線設備の種別 無線設備 対象
第2条11号の19 LTE用陸上移動局 Rakuten 4G
第2条11号の30 5G-NR(3.7GHz帯、4.5GHz帯)用陸上移動局 Rakuten 5G
第2条11号の32 5G-NR(28GHz帯)用陸上移動局 Rakuten 5G
第2条19号 2.4GHz帯高度化小電力データ通信システム Wi-Fi 2.4GHz
第2条19号の2 2.4GHz帯小電力データ通信システム Wi-Fi 2.4GHz
第2条19号の3 5GHz帯小電力データ通信システム Wi-Fi 5GHz

「4G LTE」「5G(Sub6)」「5G(ミリ波)」「2.4GHz/5GHz Wi-Fi」での取得になっています。

「Rakuten Turbo 5G」諸元

また、添付資料からRakuten Turbo 5Gの諸元を抜粋すると以下のようになります。

Product Name Rakuten Turbo 5G
Brand Name Nokia
Model Name RCPN01
Type Emission D1A,D1B,D1C,D1D,D1E,D1F,D1X,D7W,
G1A,G1B,G1C,G1D,G1E,G1F,G1X,G7W
Channel Spacing 100kHz
Support Band
/ 3GPP Band
□700M Band □Band28
□800M Band □Band5 □Band18 □Band19 □Band26
□900M Band □Band8
□1.5G Band □Band11 □Band21
■1.7G Band ■Band3 □Band9
□2.0G Band □Band1
Frequency Range
(Number of Channels)
Band3
5MHz BW:1712.5MHz~1782.5MHz(701 channels)
10MHz BW:1715.0MHz~1780.0MHz(651 channels)
15MHz BW:1717.5MHz~1777.5MHz(601 channels)
20MHz BW:1720.0MHz~1775.0MHz(551 channels)
Declaration RF Output Power Band3: 200mW(23dBm)
Power Source ■ Commercial power AC 100~240V
■ External Power Source DC 12V,4.0A
□ Lithium battery DC 3.7V
□ UM battery DC 1.2V

上記の諸元からポイントを確認していきましょう。

楽天自社回線(バンド3)対応、パートナー回線(バンド18)非対応

Rakuten Turbo 5Gは技適通過時点ではバンド3(楽天回線)のみ対応、バンド18(パートナー回線)非対応です。

つまり、現状の仕様であれば全国に楽天回線エリアが広がり、パートナー回線によるローミングが終了した後に発売される?と思われますが、現状では全国でのパートナー回線終了は2026年を予定しています。

これらのことから、楽天モバイルのオリジナルホームルーター「Rakuten Turbo 5G」の発売はまだまだ先なのか?というところです。

しかし、タレック・アミン氏が電話インタビューで「2022年12月にサービス開始予定」と述べていることから、まずはパートナー回線が終了している首都圏・関西地区などからのサービスインになるのかもしれません。

5GはSub6に加えてミリ波も対応

5G通信については3.7GHz帯のSub6に加えて28GHz帯のミリ波においても証明書取得しています。

現状、日本国内の5G通信ではまだミリ波は整備されておらずiPhone14でも国内版ではミリ波非対応です。

当然、先行しているホームルーターサービス「home5G(NTTドコモ)」「WiMAX +5G(KDDI)」「ソフトバンク・エアー(Softbank)」においてもミリ波には対応していません。

2.4GHz/5GHz帯のWi-Fiに対応

また、自宅内でのWi-Fiとしては2.4GHz帯および5GHz帯での証明書取得しています。

すでに日本国内ではWi-Fi6Eとして6GHz帯のWi-Fiサービスが開始されていることから、サービスイン時にはWi-Fi6E(6GHz帯)の認証も取得してくるものと思われます。

「Rakuten Turbo 5G」のデザインは?

総務省ホームページでは技術適用試験結果としてハードウェア本体の外見も公開しています。

楽天モバイル「Turbo 5G」の外見も技適試験時の外見を見ることができます。

※外見は製品化時点で変わる可能性が高いです。

前面の図

Rakuten Turbo 5Gは円筒状の据え置き型ルーターとなります。

Turbo5G技適通過情報

正面には小さなLEDランプが2個、電源と電波状態アラームのランプでしょうか?

背面の図

背面の図です。

Turbo5G技適通過情報

AC電源プラグとLANポート2個が見られます。

Rakuten Turbo 5Gとはこんなルーター

技術情報としての「Rakuten Turbo 5G」の技適情報をみてきましたが、特徴をまとめると以下のようになります。

製品名(仮称) Rakuten Turbo 5G
製造元 ノキア上海ベル
モデル名 RCPN01
技適通過
証明
5G Sub6およびミリ波
4G Band3(1.7G Band)
※Band18(800M Band)非対応
Wi-Fi 2.4GHz
5GHz

特筆すべき特徴としては「Band18非対応」と「ミリ波対応」でしょうか・・・

Band18(パートナー回線)非対応

Rakuten Turbo 5GはBand18(パードナー回線)非対応です。

現状では「楽天自社回線エリア対象に提供する」ということになります。

Sub6対応、ミリ波対応

5G通信においてSub6に加えてミリ波にも対応している点も特徴です。

5G通信の中でも「Sub6通信はそこそこ速くてつながりやすい」「ミリ波は超高速だけどエリアが狭い」という特徴と言え、日本国内ではミリ波の導入は進んでいません。

iPhone12/13においても日本国内モデルはミリ波非対応なので、実質的に現時点ではミリ波は運用されていないと言えます。

また他社ホームルーターサービスでもミリ波対応しているサービスはありません。

楽天モバイル「Turbo 5G」はすでにミリ波においても技適を通過しており、この点においては先進的と言えます。

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楽天モバイル回線を固定回線として利用する

楽天モバイルはその名称通りモバイルサービス(携帯電話サービス)ですが、「月間データ容量の上限なく月額3,278円」というプランであることから自宅の固定回線として使う人も多くいるようです。

楽天モバイル側もスマホ販売だけでなくデータ通信専用(Wi-Fi)端末として「Rakuten Wi-Fi Pocket 2B/2C(通称パンダルーター)」を販売しており、データ通信専用サービスとしてもシェアを広げたいようです。

固定回線として安く使える「楽天モバイル」

自宅の回線として光回線やADSL回線のかわりにモバイルサービスを利用しようとした場合、スマホなどでの利用に比べると通信量が多くなります。

楽天モバイルなら月間のデータ通信容量に上限がなく(使い放題)月額3,278円となることで、「安く使える固定回線」としての人気もあります。

1日の上限10GBで「無制限・使い放題」ではない??

一方で楽天モバイルは「1日で通信容量10GBを超過すると速度制限3Mbps」という独自ルールを制定しており、本当の意味での「無制限・使い放題」ではありません。

ただし10GBを超過しても通信速度はそれなりに高速な3Mbps程度なので十分とも言え、また速度制限も日が変わると解除されるのであまり厳しい速度制限ではありません。

2022年10月頃より「1日10GBで速度制限」が撤廃されているようです

【2022年10月】楽天モバイル「1日10GB制限」撤廃!

2022年10月11日頃より、楽天モバイルでは永らく続けてきた「1日10GB超過で通信速度3Mbps」の速度制限運用を順次撤廃しているようです。

地域により多少日にちがずれていますが、多くの「速度制限がなくなった!」というTweetが上がってきています。

公式に表明はされていませんが、おそらく楽天モバイルの「1日10GB制限」は撤廃されたものと思われます。

楽天モバイルのエリア問題「Band3固定は必須?」

楽天モバイルの利用周波数帯はBand3とBand18です。

Band18は全国で使える周波数帯ですが、これはKDDI(au)からの借り物電波であることから「使い放題」ではなく「3GB/月まで」となっています。

このため、楽天モバイルを固定回線として使う場合には「自宅(利用場所)でしっかりとBand3通信が可能」という利用条件があります。

また、Band18とBand3が混在した環境(エリア)が多いため「強制的にBand3固定」できる環境・仕組みも必要です。

楽天モバイルが正式にホームルーターサービス参入!?

このように、現状でも楽天モバイル回線を自宅の固定回線として使おうというニーズは高いようです。

このような中で、「楽天モバイルがホームルーターサービスに参入か!?」というのが本記事の内容となります。

ネタ元は楽天モバイルCEO「タレック・アミン」氏が海外メディアの電話インタビューに答えたという海外メディアの記事です。

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すぐに使える楽天モバイル向けホームルーター

楽天モバイルCEOのタレック・アミン氏が「2022年12月ホームルーターサービス開始予定」「いつくかの制約とサプライチェーンの問題で遅れている」と言っているのだから、予定通り2022年12月から開始されることはないのではないでしょうか?

また、サービスが開始されたとしても楽天ホームルーター「Turbo 5G」はパートナー回線非対応であることから、すでに十分楽天自社回線エリアが展開されている東京都23区内や大阪市内などパートナー回線が停止されている地域からの限定開始となることが想像されます。

ここからは、日本全国の方は今すぐにでも「使い放題で月額3,278円」の楽天モバイルを自宅回線として使うことができるホームルーターをご紹介していきます。

Turbo5Gは不要!?すぐに楽天モバイルを固定回線化できるホームルーター

現在、楽天モバイルのサービスエリアの多くは自社回線(Band3)とパートナー回線(Band18)の混在したエリアになっています。

この状態で楽天モバイル回線を自宅固定回線として使っても、パートナー回線につながっていれば「月額3,278円で使い放題」にはなりません。

このため、混在エリアにおいては「Band3固定できる(Band18を使わない)ルーター」が必要になってきます。

ここで、現在でも「Band3固定できるホームルーター」をご紹介します。

イチオシ!Speed Wi-Fi HOME 5G L11

楽天モバイルを自宅の固定回線として使う場合にもっともおすすめのホームルーターは「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」です。

もともとはWiMAX +5G向けのホームルーターとしてWiMAX +5Gの通信サービス契約と同時購入が前提のルーターですが、新品や中古品がアマゾンやメルカリなどで安く販売されています。

イチオシの理由!バンド3固定が簡単

Speed Wi-Fi HOME 5G L11がイチオシの理由は、楽天自社回線(バンド3)の固定が簡単にできる、という点です。

さらにいざというときにはパートナー回線(バンド18)を利用することもできます。

Speed Wi-Fi HOME 5G L11はWiMAX +5G用のルーターですが、WiMAX +5Gの通信サービスには「スタンダードモード通信」と「プラスエリアモード通信」があり、ルーター本体やアプリで自由に通信モードを切り替えることができます。

それぞれの通信モードで使える電波は以下のようになっています。

通信モード 使える周波数帯
スタンダードモード バンド1
バンド3(楽天自社回線)
バンド41
プラスエリアモード バンド1
バンド3(楽天自社回線)
バンド18(パートナー回線)
バンド41

つまり通信モードをスタンダードモードにするとバンド3(楽天自社回線)のみが使えるようになります。

また通信モードをプラスエリアモードにするとバンド18(パードナー回線)の利用もできるようになります。

Speed Wi-Fi HOME 5G L11通信モードの切り替え

このように通信モードを簡単に変えられることで、楽天モバイルの自社回線とパートナー回線も簡単に切り替えられる、ということになります。

楽天モバイルの5G通信も利用できる

Speed Wi-Fi HOME 5G L11を楽天モバイルで使うと楽天モバイルの5G通信も利用することができます(エリア内の場合)。

先述の通り、Speed Wi-Fi HOME 5G L11はWiMAX +5G向けのホームルーターであり、KDDI(au)の電波と楽天モバイルの電波は以下のようになっています。

5G周波数帯 楽天モバイル KDDI(au)
Sub6波 n77 3.8~3.9GHz帯 n77
※n78を内包
4.0~4.1GHz帯
n78 3.7~3.8GHz
ミリ波 n257 27.0~27.4GHz帯 n257 27.8~28.2GHz帯

上記のように楽天モバイルの5G通信(Sub6波)はn77という周波数帯を使っており、この周波数帯は同時にKDDI(au)も使っている周波数帯です。

よって、Speed Wi-Fi HOME 5G L11は楽天モバイルの5G通信(n77)も利用することができます。

Speed Wi-Fi HOME 5G L11を楽天モバイル回線で使う

Speed Wi-Fi HOME 5G L11を楽天モバイル回線で使う場合の設定は非常に簡単です。

Speed Wi-Fi HOME 5G L11は本来WiMAX +5G専用ルーターなので、接続先AP設定(APN)の初期値はWiMAXプロバイダーへの接続設定が行われています。

この接続先AP設定(APN)に追加で楽天モバイル回線への接続先情報を登録してあげることで、楽天モバイル回線を利用できるようになります。

さらにSpeed Wi-Fi HOME 5G L11の通信モードを「スタンダードモード」に設定することで(初期値)、楽天モバイル自社回線(Band3)のみを利用することができます。

詳しい設定手順は以下の記事を参考にしてみてください。

ピクセラ(PIXELA) PIX-RT100-AZ

「バンド3固定」「バンド18利用」など使いたい周波数帯を変えられるという点では「ピクセラ(PIXELA) PIX-RT100-AZ」もおすすめです。

使いたい周波数帯を選べる

ピクセラ(PIXELA) PIX-RT100-AZはSpeed Wi-Fi HOME 5G L11のように「通信モードを切り替える」のではなく、「使いたい周波数を選択する」という使い方になります。

ピクセラ(PIXELA) PIX-RT100-AZが対応している周波数帯は以下の通りです。

5G通信 非対応
4G通信 Band1
Band3
Band8
Band18
Band19

これらの周波数帯に対して、使いたい周波数を管理画面から選択していきます。

セラ(PIXELA) PIX-RT100-AZ

楽天モバイルだけでなく、NTTドコモ・KDDI(au)・ソフトバンクの各プラチナバンド対応なので、どのキャリアのSIMカードを使っても通信できるのがメリットです。

5G通信非対応、基本性能はちょっと低い

Speed Wi-Fi HOME 5G L11に対するデメリットとしては、基本性能がちょっと低いという点です。

ピクセラ(PIXELA) PIX-RT100-AZは5G通信に非対応であり、また最新のWi-Fi規格「Wi-Fi6/6E」にも非対応です。

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まとめ、楽天モバイルの新サービスへの期待

私は楽天モバイルのサービス開始当初から1回線契約して楽天モバイルを利用しています。

と言っても日常的に利用しているのではなく、ブログネタとしてです。

現在はWiMAX +5G用のホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」にSIMを指してホームルーターとしてたまに使っています。

現状でも十分に自宅の固定回線代用として使えていますが、本格的にホームルーターサービスに参入するとなるとやはり期待してしまいます。

安さへの期待

楽天モバイルは2020年4月から「第四のキャリア」として日本の携帯電話サービスへ参入しました。

2006年のソフトバンクの参入から14年振りの新キャリア参入ですが、ソフトバンクが巨額約2兆円でボーダフォンを買収して参入したのに対して楽天モバイルはゼロからの参入です。

つまりソフトバンクは2兆円ですでに商用サービスを提供していた基地局を買い取った、と言えますが、楽天モバイルの場合は自社基地局をゼロから設置している点が大きく異なります。

この点から、サービス開始から2年以上過ぎた現在でもサービスエリアについては問題が多くありますが、それでもゼロスタートと考えると「楽天モバイル、頑張ってるな!」という気がします。

一方で、やはりサービスエリア(自社回線エリア)が広がらない・局地的に届かない、というのも現状であり、この点から(当分は)価格メリットがなければ楽天モバイルに意味はないとも思います(^^ゞ

よって、楽天モバイルの新サービスとしてのホームルーターサービスは「月額3,278円、使い放題(10GB/日制限もなし)」でのサービスインを期待したいところです。

楽しさへの期待

楽天モバイルはサービス開始当初はほぼ全国でパートナー回線しかつながらない状況であり、2年経って現在では自社回線エリアが大きく広がってきたことは認めますが、やはり建物内・地下街ではパートナー回線につながってしまいます。

現状においても競合三社には通信・通話の品質という点では大きく劣るものではありますが、楽天モバイルは楽しいとも言えます。

特に「Rakuten Link(楽天リンク)」です。

技術的にはずいぶん前からある「RCS(Rich Communication Service)」ですが、日本国内では「+メッセージ」としてのみ利用されています。

RCSの技術を使えば格安で音声通話ができるわけですが、通話料収入が減るためにキャリア三社が導入するはずがありません。

この状況に打って出たのが楽天モバイル「Rakuten Link」の音声通話無料・SMS無料のサービスです。

楽天モバイルには安さに加えて新しい技術を積極的に活用した面白いサービスも期待できます

固定回線の代わりになるだけのホームルーターではなく、「Rakuten Link」の機能を盛り込んだり、ソフトバンク「おうちのでんわ」やNTTドコモ「homeでんわ」などのモバイル回線利用の固定電話サービスなど、さらにはRCSを盛り込んで「固定電話番号で通話料無料」などのサービスがでてくると面白いと思います。

とにかく、楽天モバイルには「安さ」と同時に大手三社が提供しないような面白いサービスも期待してしまいます。

楽天モバイルがんばれ!

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