「格安SIM」や「格安スマホプラン」と呼ばれる大手キャリア以外が提供するデータ通信・音声通話サービスは、本来は「データ通信料を安くする」という目的で開始されました。
その結果、データ通信に関しては「3GB/月なら1,000円以下で使える」ようになりました。
そして、携帯電話本来の「音声通話」についても「格安SIM」「格安スマホプラン」では大手キャリアよりも安い通話料金、安いかけ放題オプションを提供開始してきました。
これはNTTコミュニケーションズが「時間無制限かけ放題」「アプリ不要」というサービスをMVNO向けに提供開始したことが大きな要因となっています。
よって、現在では多くの格安SIM(MVNO)で「アプリ不要で完全かけ放題」「通常料金も半額(11円/30秒)」という通話オプションが提供されています。
この記事では、「格安SIM」「格安スマホプラン」で音声通話が安くなる、安いかけ放題オプションがある通信サービスを紹介し、それぞれのメリット・デメリットを比較・検討していきます。
音声通話のコスパが高い格安スマホプラン6選
格安SIM(MVNO)での音声通話完全かけ放題は基本料金(データ通信量で決定)にかけ放題オプションを加算した料金となります。
現在「国内通話完全かけ放題」オプションを提要している格安SIM(MVNO)において、最安の基本料金プランに完全かけ放題オプションを加算した料金は以下のようになります。
格安SIM | 最安の かけ放題プラン |
アプリ利用 | データ通信容量 ※最安プラン |
基本通話料金 |
---|---|---|---|---|
楽天モバイル | 1,078円 | Rakuten Link アプリ必須 |
~3GB/月 | 22円/30秒 |
マイネオ | 1,870円 | アプリ不要 | 無制限 ※300Kbps |
11円/30秒 |
OCNモバイルONE | 1,980円 | アプリ不要 | 500MB/月 | 11円/30秒 |
IIJmio | 2,390円 | アプリ不要 | 2GB/月 | 11円/30秒 |
UQモバイル | 3,498円 | アプリ不要 | 3GB/月 | 22円/30秒 |
ワイモバイル | 4,048円 | アプリ不要 | 3GB/月 | 22円/30秒 |
格安SIM(MVNO)を国内完全かけ放題オプションを加えて音声通話主体で使う場合には、上記のプランから選ぶとよいでしょう。
これら各社プランの特徴を簡単にまとめます。
楽天モバイル(最安1,078円/アプリ必須)
楽天モバイルでは「Rakuten Link(楽天リンク)アプリ」を利用することで、国内・海外において携帯電話番号(090/080/070)での無料通話が可能です。
この「Rakuten Link(楽天リンク)アプリ」は楽天モバイル契約者なら無料で利用できるアプリなので、最安プラン(~3GB/月で1,078円/月)のみで完全かけ放題のスマホを持つことができます。
なお、アプリを使わずに標準電話アプリでの通話については基本通話料金22円/30秒となっています。
- Rakuten Link(アプリ)で国内・海外で無料通話
- 海外着信での着信料金も不要
- 最安無料でかけ放題スマホが持てる
- IP電話なので品質は少し心配
楽天モバイルを最安のかけ放題プランとする組み合わせは以下のようになります。
料金 | 最安プラン | 1,078円/月 ※UN-LIMIT(~3GB/月) |
---|---|---|
かけ放題オプション | 無料(Rakuten Linkアプリ利用) | |
合計 ※最安のかけ放題プラン |
1,078円/月 | |
アプリ利用 | Rakuten Linkアプリ利用 |
マイネオ(mineo)(最安1,870円/アプリ不要)
マイネオ(mineo)は低速通信使い放題や夜間データ通信無制限など、独自のサービスで人気の格安SIM(MVNO)です。
マイネオ(mineo)ではNTTコミュニケーションズが提供しているアプリ不要の電話サービスを導入することで月額1,210円/月で完全かけ放題を提供しており、このオプション料金1,210円は最安です。
注意点として、この完全かけ放題オプションと組み合わせるデータ通信プランです。
マイネオ(mineo)では通常の月間データ容量が決まっている「マイぴた」プランと、低速通信使い放題の「マイそく」プランがあり、よく調べないとデータ通信プランの選択がちょっとむつかしいという点があります。
なお、無料通話の対象外などにおける基本通話料金も通常の半額である「11円/30秒」と格安です。
- アプリ不要で国内無料通話
- 最安の完全かけ放題オプション
- 基本通話料金も11円/30秒と半額
- 組み合わせるデータ通信プランがちょっと複雑
マイネオ(mineo)を最安のかけ放題プランとする組み合わせは以下のようになります。
料金 | 最安プラン | 660円/月 ※無制限(低速300Kbps) |
---|---|---|
かけ放題オプション | 1,210円/月(最安) ※時間無制限かけ放題 |
|
合計 ※最安のかけ放題プラン |
1,870円/月 | |
アプリ利用 | アプリ不要 |
OCNモバイルONE(最安1,980円/アプリ不要)
音声通話でもっともコスパが高いのが「OCNモバイルONE」です。
アプリ不要の完全かけ放題オプションが月額1,430円、一番安いデータ通信プラン(500MB/月)と合わせると月額1,980円/月で完全かけ放題のスマホを持つことができます。
また「500MB/月では足りない!」という方についても、最大で10GB/月までのプランが提供されているので自由に組み合わせてかけ放題オプションを利用することができます。
また、月額1,430円の完全かけ放題以外にも「トップスリーかけ放題」という935円/月の無料通話オプションがあり、使い方によっては非常に安くかけ放題スマホにすることができる点も特徴です。
音声通話を中心に使う格安スマホプランとして、通信速度までも考慮するとイチオシがOCNモバイルONEになります。
- アプリなしで通話料金が半額(11円/30秒)
- 豊富なかけ放題オプションと最安の完全かけ放題
- データ通信も結構快適
- 仕事用に最適
OCNモバイルONEで最安のかけ放題プランとする組み合わせは以下のようになります。
料金 | 最安プラン | 550円/月 ※500MB/月コース |
---|---|---|
かけ放題オプション | 1,430円/月 ※完全かけ放題オプション |
|
合計 ※最安のかけ放題プラン |
1,980円/月 | |
アプリ利用 | アプリ不要 |
UQモバイル(最安3,494円/アプリ不要)
UQモバイルはKDDI(au)が運営する格安スマホプランのブランド、つまり「大容量・使い放題ブランドのau」に対する「格安スマホプランのブランドUQモバイル」という位置づけになります。
KDDIが直接運営するブランドであることから、auと同じ通信・通話品質そしてサポートを含むサービスを提供しているのが最大のポイントです。
ドコモ・au・ソフトバンクなど大手キャリアをご利用の方が最初に乗り換える格安スマホプランとして最適です。
そして、UQモバイルではauと同様に音声通話のかけ放題プランを提供しています。
- au VoLTEでかけ放題、音声品質最高
- 豊富なかけ放題オプション
- 留守録再生も着信転送も無料通話
- 仕事用に最適
UQモバイルで最安のかけ放題プランとする組み合わせは以下のようになります。
料金 | 最安プラン | 1,624円/月 ※くりこしプラン(S)(3GB/月) |
---|---|---|
かけ放題オプション | 1,870円/月 ※かけ放題(24時間いつでも) |
|
合計 ※最安のかけ放題プラン |
3,494円/月 | |
アプリ利用 | アプリ不要 |
ワイモバイル(最安4,048円/アプリ不要)
ワイモバイルはソフトバンクが運営する格安スマホプランのブランド、つまり「大容量・使い放題ブランドのソフトバンク」に対する「格安スマホプランのブランドがワイモバイル」という位置づけになります。
ソフトバンクが直接運営するブランドであることから、ソフトバンクと同じ通信・通話品質そしてサポートを含むサービスを提供しているのが最大のポイントです。
ドコモ・au・ソフトバンクなど大手キャリアをご利用の方が最初に乗り換える格安スマホプランとして最適です。
そして、ワイモバイルではソフトバンクと同様に音声通話のかけ放題プランを提供しています。
- ワイモバイルVoLTEでかけ放題、音声品質最高
- 豊富なかけ放題オプション
- 留守番電話が無料
- 仕事用に最適
ワイモバイルで最安のかけ放題プランとする組み合わせは以下のようになります。
料金 | 最安プラン | 2,178円/月 ※シンプル(S)(3GB/月) |
---|---|---|
かけ放題オプション | 1,870円/月 ※スーパーだれとでも定額 |
|
合計 ※最安のかけ放題プラン |
4,048円/月 | |
アプリ利用 | アプリ不要 |
おすすめ① 音声通話のコスパ最高、OCNモバイルONE
音声通話主体で格安スマホを使う、という場合にイチオシはOCNモバイルONEです。
まず料金プランの基本となるデータ通信がそこそこ快適なレベルであり、安いプランとして提供されています。
そのうえで、かけ放題オプションが豊富であり、こちらも安く提供されています。
OCNモバイルONEの料金プランとかけ放題の特徴
OCNモバイルONEの料金プランおよび無料通話オプションは以下のようになります。
OCNモバイルONE「新コース」 | ||
---|---|---|
月額料金 | 500MB/月コース | 550円/月 |
1GB/月コース | 770円/月 | |
3GB/月コース | 990円/月 | |
6GB/月コース | 1,320円/月 | |
10GB/月コース | 1,760円/月 | |
音声通話 | 標準通話料金 | 11円/30秒 ※専用通話アプリ不要 |
無料通話 オプション |
※専用通話アプリ不要 |
最安で1,980円/月(500MB/月コース)から音声通話の完全かけ放題を利用できることになります。
また、500MB/月で足りない場合においても最大で10GB/月までのプランが比較的安く提供されています。
格安スマホをデータ通信よりも音声通話に重点を置いて検討する場合、OCNモバイルONEはかなり良いプランだと思います。
メリット① アプリなしで通話料金半額の11円/30秒
OCNモバイルONEは標準で(オプション不要で)通話料金が半額の11円/30秒と基本的に音声通話ではコスパ最高のサービスです。
通常の音声通話料金は22円/30秒の従量課金ですが、OCNモバイルONEなら半額の11円/30秒です。
アプリを使った通話サービスには同様の「通話料半額」のサービスがありますが、OCNモバイルONEの特徴はアプリ不要でスマホ標準の電話アプリを使って半額の11円/30秒というのが特徴です。
メリット② 豊富な無料通話オプション
基本通話料金がアプリ不要で半額11円/30秒に加え、OCNモバイルONEでは豊富なかけ放題オプションを提供しています。
よくある「10分かけ放題」と「完全かけ放題」に加えて、ユニークな「トップスリーかけ放題」が提供、オプション料金も最安です。
標準通話と同様に、すべてアプリ不要の音声通話で利用できるかけ放題オプションです。
かけ放題オプション | かけ放題サービス内容 |
---|---|
10分かけ放題 ※935円/月 |
1回の通話で最初の10分間の通話料金が無料 10分超過後は11円/30秒の従量課金 |
完全かけ放題 ※1,430円/月 |
国内通話が完全かけ放題 ※一部かけ放題対象の電話番号あり ※かけ放題対象外でも11円/30秒の従量課金 |
トップスリーかけ放題 ※935円/月 |
毎月の通話料金の上位3電話番号に対する通話料金が無料になる ※通話料金は電話番号ごとに11円/30秒重量課金で計算 |
なお、すべての通話オプションについてもアプリ不要(標準電話アプリ利用)で適用されます。
メリット③ 「トップスリーかけ放題」で実質完全かけ放題
OCNモバイルONEではユニークな「トップスリーかけ放題」という月額935円のかけ放題オプションがあります。
電話番号別に月の請求額上位3位までの通話料金が無料になります。
「トップスリーかけ放題」のオプションをつけた場合の請求額のイメージはこんな感じになります。
電話番号別 | 通話料金請求額 | |
---|---|---|
1位 | 090-1111-1111 | 10万円 ⇒ 無料 |
2位 | 090-2222-2222 | 8万円 ⇒ 無料 |
3位 | 090-3333-3333 | 5万円 ⇒ 無料 |
4位 | 090-4444-4444 | 3万円 |
5位 | 090-5555-5555 | 1万円 |
通話料金請求額 | 27万円 ⇒ 4万円 |
「上位3位の請求額無料」は当然ながら月の通話料金が確定した後に提供されるので、電話番号を指定することはできません。
一方で、電話を掛ける相手が少ないなら安いオプション料金で実質完全かけ放題になるとも言えます。
メリット④ 最安の「完全かけ放題」
OCNモバイルONEでは音声通話の完全かけ放題オプションを提供しています。
UQモバイルやワイモバイルなど大手キャリアのサブブランド以外で完全かけ放題を提供しているのはOCNモバイルONEだけです。
特徴はUQモバイルやワイモバイルの完全かけ放題よりもオプション料金が安いという点にあります。
メリット⑤ データ通信もかなり快適
OCNモバイルONEの新料金コースのデータ通信は格安SIMの中では結構快適なほうです。
もちろん、大手キャリアのサブブランドであるUQモバイルやワイモバイルと比べると、夜間の混雑時間帯の速度低下はありますが、他社格安SIMと比べると断然快適なデータ通信が可能です。
「音声通話のコスパ最高でデータ通信もそこそこ快適」というのがOCNモバイルONEのざっくり評価になります。
デメリット① 大容量プランがない(10GB/月プランまで)
OCNモバイルONEのデメリットとしては料金プランが小容量~中容量までしかない、という点があります。
最大で10GB/月までのコースが提供されており、それ以上の大容量プランはありません。
OCNモバイルONE総評
格安SIM(MVNO)をデータ通信より音声通話(かけ放題)を中心に選ぶ場合、OCNモバイルONEはもっともおすすめです。
アプリ不要の完全かけ放題が月額1,430円と安く、また通話相手が限られる(3番号以内)なら「トップスリーかけ放題(935円/月)」で実質的に完全かけ放題にすることもできます。
基本通話料金も11円/30秒と通常の半額であり、これらすべての通話機能がアプリなしで(標準電話アプリで)利用できる点が魅力です。
さらに、データ通信においても格安SIMの中では比較的高速です。
仕事で使う音声通話かけ放題のスマホならOCNモバイルONEがもっともコスパが良いと思います。
おすすめ② 豊富な無料通話オプション、UQモバイル
UQモバイルの特徴はとにかくデータ通信が快適という点にあります。
UQモバイルはKDDIの格安ブランドであり、「大容量~無制限のauブランド」に対して「小~中容量のUQモバイルブランド」という位置づけです。
このため、通信品質(速度)においてはauスマホと同等の快適さであり、そのうえで完全かけ放題オプション(1,780円/月)が提供されています。
スマホの料金を安くしたい、さらにはデータ通信も快適で完全かけ放題にもしたい、という要望においてはUQモバイルが第一の選択肢となります。
UQモバイルの料金プランとかけ放題の特徴
UQモバイルが提供している「くりこしプラン」の料金プラン体系および無料通話オプションは以下のようになります。
UQモバイル「くりこしプラン」 | ||
---|---|---|
月額料金 | プラン(S)(3GB/月) | 1,628円/月 |
プラン(M)(15GB/月) | 2,728円/月 | |
プラン(L)(25GB/月) | 3,828円/月 | |
音声通話 | 標準通話料金 | 22円/30秒 |
無料通話 オプション |
※別途専用アプリ不要 |
とにかくデータ通信も快適速度なので「音声通話も重視する!データ通信速度も重視する!」という場合においてはUQモバイルがおすすめです。
メリット① 豊富な無料通話オプション
UQモバイルでは国内完全かけ放題を含む3つのかけ放題オプションを提供しています。
かけ放題オプション | かけ放題サービス内容 |
---|---|
かけ放題(10分/回) ※770円/月 |
1回の通話で最初の10分間の通話料金が無料 10分超過後は22円/30秒の従量課金 |
かけ放題(24時間いつでも) ※1,870円/月 |
国内通話が完全かけ放題 ※一部かけ放題対象の電話番号あり ※かけ放題対象外は22円/30秒の従量課金 |
通話パック ※550円/月 |
毎月の通話料金の請求額から2,640円(60分通話相当)を割引 ※通話料金は22円/30秒重量課金で計算 |
「通話パック(550円/月)」は月額550円のオプション料金で月の通話料金が2,640円(60分通話相当)割引され、実質2,090円もお得になるオプションです。
「電話はあまり使わないけど、月に数回の長電話をかける」という人にお勧めのオプションです。
メリット② 留守録再生・着信転送も無料通話対象
UQモバイルの国内完全かけ放題オプション「かけ放題(24時間いつでも)」は無料通話の対象がちょっと広いという特徴があります。
「かけ放題(24時間いつでも)」は他社のかけ放題では無料通話対象外となる「留守番電話再生」や「着信転送(転送先への通話料金)」も無料通話の対象となる点が特徴です。
かけ放題(24時間いつでも) | 以下も無料通話対象
|
---|---|
留守番電話オプション | 電話基本パック(418円/月) ・留守番電話 ・三者通話 ・迷惑電話撃退 |
着信転送オプション | 無料 |
仕事で音声通話を使う場合に、「留守番電話をよく使う」「夜間などに着信転送をよく使う」という場合、これらの通話分も無料通話の対象となります。
メリット③ 60歳以上なら完全かけ放題が770円/月で使える
UQモバイルは契約者の年齢が60歳以上であれば完全かけ放題オプション「かけ放題(24時間いつでも)」を1,870円から1,100円割引の770円で提供します。
60歳と言えばまだまだ現役バリバリの自営業の方から、高齢の両親・祖父母へ持たせる通話用として最適です。
UQモバイル総評
そこそこ安くデータ通信も快適、という無難な選択がUQモバイルです。
まずデータ通信の品質についてはau品質なので問題なし、さらに月額1,870円で完全かけ放題にすることができます。
特筆すべき点として、「留守番電話再生の通話」「着信転送時の通話」における通話料金も無料通話の対象であり、これはUQモバイルだけの特徴です。
「音声通話もデータ通信も快適に使いたい」ならOCNモバイルONEよりちょっと高くなりますが、UQモバイルがおすすめです。
おすすめ③ 留守番電話も無料、ワイモバイル
ソフトバンクが運営する格安SIMブランドがワイモバイルです。
ソフトバンク直営の格安スマホなので通信速度や付帯サービスはソフトバンクスマホと同等、それでいて月額料金は安く抑えられています。
ライバルのUQモバイル
ワイモバイルの料金プランとかけ放題の特徴
ワイモバイル「シンプル」 | ||
---|---|---|
月額料金 | プラン(S)(3GB/月) | 2,178円/月 |
プラン(M)(15GB/月) | 3,278円/月 | |
プラン(L)(25GB/月) | 4,158円/月 | |
音声通話 | 標準通話料金 | 22円/30秒 |
無料通話 オプション |
|
メリット① 豊富な無料通話オプション
ワイモバイルでは国内完全かけ放題を含む3つのかけ放題オプションを提供しています。
かけ放題オプション | かけ放題サービス内容 |
---|---|
だれとでも定額 ※770円/月 |
1回の通話で最初の10分間の通話料金が無料 10分超過後は22円/30秒の従量課金 |
スーパーだれとでも定額(S) ※1,870円/月 |
国内通話が完全かけ放題 ※一部かけ放題対象の電話番号あり ※かけ放題対象外は22円/30秒の従量課金 |
メリット② 留守番電話サービスが無料
ワイモバイルでは留守番電話サービスが無料で使えます。
ワイモバイルは2つの留守番電話サービスを提供しています。
留守番電話オプション | 月額料金 | 録音時間 保存件数 |
保存期間 |
---|---|---|---|
留守番電話(無料) | 無料 | 3分 30件 |
3日間 |
留守番電話プラス | 330円/月 | 3分 100件 |
7日間 |
「留守番電話(無料)」のサービス範囲内でよければ、ワイモバイルは留守番電話を無料で使えるということになります。
メリット③ 60歳以上なら完全かけ放題が770円/月で使える
ワイモバイルは契約者の年齢が60歳以上であれば完全かけ放題オプション「スーパーだれとでも定額」を1,870円から1,100円割引の770円で提供します。
60歳と言えばまだまだ現役バリバリの自営業の方から、高齢の両親・祖父母へ持たせる通話用として最適です。
ワイモバイル総評
ワイモバイルはソフトバンク運営の格安ブランドであるため、データ通信の品質についてはソフトバンク品質で問題ありません。
この点においてはUQモバイルと同等ですが、月額基本料金が少しだけUQモバイルよりも高く設定されています。
UQモバイルとの差異としては「留守番電話が無料で使える」という点にあります。
仕事で使う電話なら留守番電話機能は欲しいところですが、この留守番電話がオプション料金無料で提供されるのがワイモバイルの魅力です。
※ただし留守番電話再生の通話料金は無料通話対象外(22円/30秒)です。
おすすめ④ 海外でも無料通話、楽天モバイル
楽天モバイルは契約者ならだれでも使えるアプリ「Rakuten Link(楽天リンク)」を提供しています。
Rakuten Link(楽天リンク)を使うことで「国内・海外通話が通話料金無料」「国内SMSが送受信料無料」という使い方ができるようになります。
ただしアプリのデータ通信を使った「無料通話・無料SMS」なので、標準アプリとは少し使い勝手が異なります。
楽天モバイルの料金プランとかけ放題の特徴
楽天モバイルの料金プラン「UN-LIMIT」は3GB/月、20GB/月、無制限の3段階の従量制プランとなっていて、毎月使った分だけが請求される、という便利なプランになっています。
毎月のデータ通信量を気にすることなく使った分だけの従量制プランです。
楽天モバイル「UN-LIMIT Ⅵ」 | ||
---|---|---|
月額料金 | ~3GB/月 | 1,078円/月 |
~20GB/月 | 2,178円/月 | |
0GB/月~無制限 | 3,278円/月 | |
音声通話 | 標準通話料金 | 22円/30秒 |
無料通話 オプション |
Rakuten Link利用で通話料金無料 ※利用料無料
|
最安では3GB/月までの通信量で1,78円/月となり、これに無料アプリ「Rakuten Link(楽天リンク)」が使えるので「最安で1,078円/月で音声通話かけ放題」ということになります。
特筆すべきは、海外にいるときでも日本国内へ無料通話発信ができるし国内からの着信も可能という点です。
海外旅行や海外出張などが多い方でも「Rakuten Link(楽天リンク)」を使えば世界中で携帯電話番号(090/080/070)による発信・着信ができてしかも通話料金無料という点は最大の特徴です。
メリット① Rakuten Linkアプリで通話料無料
楽天モバイルでは「楽天リンク(Rakuten Link)」というアプリを使うことで、国内・海外で電話番号を使った音声通話が通話料無料となります。
もちろん、他社スマホや固定電話へかけても通話料無料です。
メリット② 海外でも無料通話、海外着信料金も不要
楽天リンク(Rakuten Link)はIP電話の仕組みを使い、かつスマホの電話番号(090/080/070)での無料通話を可能としたスマホアプリです。
楽天リンク(Rakuten Link)を使えば、国内だけでなく海外から日本のスマホ・固定電話へも無料通話が可能です。
さらに、海外で日本国内から着信した場合に通常課金される着信料金(従量課金)も不要です。
※iOS版の場合にはスマホ標準アプリで着信するため海外着信料金は発生
メリット③ 海外データ通信も基本料金内で使える
楽天モバイルの料金プラン「UN-LIMIT」は海外66の国・地域でも標準プラン内で2GB/月までのデータ通信が可能です。
そして、そのデータ通信を利用して海外で楽天リンク(Rakuten Link)の無料通話を利用することができます。
メリット④ 最安1,078円(3GB/月)でかけ放題スマホになる
楽天モバイルの料金プラン「UN-LIMIT」は「使った分だけ支払う3段階従量課金制」のプランです。
最安で1,078円(~3GB/月)です。
これに無料アプリ「Rakuten Link(楽天リンク)」を利用することで「最安1,078円(3GB/月)で完全かけ放題」のスマホになります。
楽天モバイル「UN-LIMIT Ⅵ」 | ||
---|---|---|
月額料金 | ~3GB/月 | 1,078円/月 |
~20GB/月 | 2,178円/月 | |
0GB/月~無制限 | 3,278円/月 | |
音声通話 | 標準通話料金 | 22円/30秒 |
無料通話 オプション |
Rakuten Link利用で通話料金無料 ※利用料無料
|
さて、前述の無料通話アプリ「楽天リンク(Rakuten Link)」はIP電話の仕組みを使った通話アプリですが、どれだけ通話してもデータ通信を消費しません。
つまり、楽天リンク(Rakuten Link)の無料通話だけなら「どれだけ無料通話を使ってもデータ通信量はゼロ」「月間データ容量1GBまでは料金無料」となり、完全無料のかけ放題スマホとなります。
デメリット① IP電話なので品質が少し不安
楽天リンク(Rakuten Link)はIP電話の仕組みを使って電話番号(090/080/070)による音声通話の無料通話を実現しています。
非常に面白い仕組みなのですが、IP電話である以上通常の音声通話に対して通話品質(声のキレイさ)や着信の確実性などは少し劣ります。
仕事など音声通話が重要な使い方なら音声通話の仕組みを使った「OCNモバイルONE」「UQモバイル」「ワイモバイル」をおすすめします。
知人・友人とお得に無料通話を楽しみたい場合に楽天モバイルの楽天リンク(Rakuten Link)はおすすめです。
コスパの高い音声通話の比較まとめ
比較① 仕事で使うなら「音声通話回線」のサービス
ここまで紹介してきたかけ放題サービスには「音声通話」と「IP電話通話」の仕組みがあり、以下のように分類できます。
音声通話回線 |
|
---|---|
データ通信回線 ※IP電話 |
|
IP電話はデータ通信を使ったアプリで実現しているため「自由度が高い」「海外利用時も便利」という特徴がありますが、音声通話に比べると「通話温室が少し悪い」「着信できないときがある」などの問題もあります。
そのため、仕事で使う場合など音声通話の品質が求められる場合には「音声通話の仕組み」を使ったかけ放題をおすすめします。
また、特に海外でも便利に使いたい場合などでは「IP電話の仕組み」によるかけ放題が便利です。
比較② コスパと信頼性なら「OCNモバイルONE」
データ通信の快適さや付帯サービスの充実などを置いておいて、「コスパ最高の音声通話かけ放題」はOCNモバイルONEになります。
とにかく、標準の通話料金がアプリ不要で半額の11円/30秒になるうえ、かけ放題オプションも三社の中で一番安く提供されます。
データ通信はメールやLINEくらい、とにかく安く音声通話・かけ放題が使いたい、という方にはOCNモバイルONEをおすすめします。
比較③ 完全かけ放題なら「UQモバイル」
言い方は悪いですが「無難にかけ放題を使いたい」という方にはUQモバイルかワイモバイルをおすすめします。
大手キャリと全く同じデータ通信品質で、通信が混雑する夜間でも動画をサクサク見ることができます。
スマホの音声通話だけでなく、夜間に動画を見ることも多い、という人はUQモバイルかワイモバイルがおすすめです。
UQモバイルとワイモバイルのどちらが良いか?については、こちらの比較記事を参考にしてみてください。
ざっくり言えば「ひとりで(1回線契約で)使うならUQモバイル」「家族2回線以上で使う、光回線とセットで使うならワイモバイル」、という感じです。
比較④ 徹底的に安く便利に使いたいなら「楽天モバイル」
そして、とにかく最安でかけ放題を使いたい人には楽天モバイルです。
楽天モバイルは「使った分だけ支払う4段階従量制プラン」で最安で「1GBまでなら無料」の料金プランです。
そして楽天モバイルの無料通話アプリ「楽天リンク(Rakuten Link)」はどれだけ無料通話を利用してもデータ通信容量を消費しません(データ通信容量ゼロ)。
つまり、音声通話かけ放題ならどれだけ無料通話しても月額無料で使えるという料金プランの仕組みになっています。
特に、海外渡航が多い方で日本国内から電話着信が多い場合、楽天リンク(Rakuten Link)なら海外着信料金が不要となるため、料金メリットはかなり大きくなります。
※iOS版楽天リンクは海外着信できないため(標準電話アプリで着信)海外着信料金は発生する