ネット上では「WiMAXがつながらない!」という口コミを多く見かけます。
こんな口コミですね。
家のWi-Fiがずっと死んでる…
電波も立ってるし、速度制限も掛かってないのにここ何日間全然ネット繋がらないよー💦
ちなみにWiMAX。— KAORI (@yopihime) July 30, 2021
雨だからか☔️WiMAX全然繋がらない😰
結局、今までのポケットWiFiをこの位置に固定したら上り速度安定した。
なんなん… pic.twitter.com/vG3NSfvSax
— たべるさん (@taberusan) July 18, 2020
すべての人が「WiMAXはつながらない!」というわけではないでしょうが、場所により繋がりにくいのも事実です。
この記事では「なぜWiMAXは遅いのか?」「なぜWiMAXは繋がりにくいのか?」を解説していき、そして新サービス「WiMAX +5G」では「遅い」「つながらない」が解決された理由を徹底解説していきます。
WiMAXはつながらない!?なぜ?
KDDI(au)が使える電波は?
WiMAXを提供している通信事業者UQコミュニケーションズはKDDI(au)の子会社なので、WiMAXはKDDI関連会社に割り当てられている電波を使ってサービスを提供しています。
KDDI(au)関連会社が割り当てられている電波は以下の電波になります。
通信規格 | バンド 周波数帯 |
周波数 | 備考 |
---|---|---|---|
au 5G | n77 | 4.0~4.1GHz | Sub6(主要5G) |
n78(n77) | 3.7~3.8GHz | Sub6(主要5G) | |
n257 | 27.8~28.2GHz | ミリ波(超高速5G) | |
au 4G LTE | Band1 | 2.1GHz | 主要バンド |
Band3 | 1.7GHz | ||
Band11 | 1.5GHz | ||
Band18 | 800MHz | プラチナバンド | |
Band26(18) | 800MHz | プラチナバンドを内包 | |
Band28 | 700MHz | ||
WiMAX2+ | Band41 | 2.5GHz | WiMAX2+ |
Band42 | 3.5GHz | CA(キャリアアグリケーション) |
ざっくり分けて「5G」「4G」「WiMAX2+」の三つの電波を見てみましょう。
次世代通信「5G通信」
まず「au 5G」は次世代通信として期待されている「大容量・超高速・低遅延」の実現ができる電波です。
新サービス「WiMAX +5G」でもこの「au 5G」に対応しています。
ですが、今回のテーマ「なぜWiMAXはつながりにくいのか?」には関係ないので無視します。
全国で繋がりやすいスマホの電波「au 4G LTE」
次にauスマホで使われているのが「au 4G LTE」です。
KDDIが全力で整備しており全国くまなくカバーしているネットワークです。
au 4G LTE | |
---|---|
特徴 | 全国で繋がりやすい |
用途 | まずは安定した音声通話を優先 その後データ通信でも使われる |
データ通信に強い「WiMAX2+」
最後に「WiMAX2+(Band41/42)」です。
通信サービス名としての「WiMAX2+」と電波のグループ分けとしての「WiMAX2+」が同じ名前で混乱しますが、「WiMAX2+サービスはWiMAX2+電波(Band41/42)を使ったサービス」ということです。
WiMAX2+(Band41/42) | |
---|---|
特徴 | 高速・大容量通信に強い 障害物に弱い |
用途 | アマチュア無線などの通信から発展してきた電波 主にデータ通信専用 |
WiMAXはなぜ「使い放題」ができる?
WiMAXは新サービス「WiMAX +5G」で三代目ですが、初代WiMAXから「使い放題」が特徴のサービスとして登場しています。
時代はスマホも「月間7GBまで」
初代WiMAXが登場したのは2009年、当時はまだガラケーの時代で「iモード」全盛の時代で、iモード対応サイトを見たりメール送受信が主なデータ通信の時代でした。
二代目WiMAX2+が登場したのは2013年、iPhone登場が2009年後半なのでやっと国内でもスマホ利用者が増えてきた時代です。
さて、この時代、各キャリアのデータ通信プランは「上限7GB」が標準でした。
電波を使ったデータ通信は月間7GBが上限の時代です。
大手キャリアの基地局整備も道半ばであり、この時代は大容量のデータ通信はできなかった時代です。
音声通話に影響がでると総務省に怒られる
今も昔も電波は「音声通話最優先」です。
音声通話に障害がでるとキャリアは総務省から怒られてしまいます。
なので「データ通信量の増大により音声通話に障害」というのはあってはならないことなのです。
これは通信インフラとしての「au 4G LTE」の宿命です。
WiMAX2+(Band41/42)はデータ通信専用
WiMAX2+(Band41/42)は主にデータ通信専用として割り当てられている電波であり、一部の特別な通信技術を除き音声通話で利用されることはありません。
そのため、思い切ってデータ通信で利用することができます。
KDDIは早くから子会社UQコミュニケーションズでこの周波数帯の電波を割り当てられており(WiMAX2+/Band41/42)、この電波を使って「データ通信専用」「使い放題」を実現したのがWiMAX通信サービスです。
この仕組みはPocket Wi-Fiも同じ
この「データ通信専用の周波数帯」を使って使い放題サービスを提供していたのは、ソフトバンクも同じです。
ソフトバンクもWiMAX2+(Band41/42)と同じ特性の電波を割り当てられており「Softband4G(AXGP)Band41/42」として保有していました。
この「Softbank4G(AXGP)」を使ったデータ通信専用の使い放題サービスが「Pocket Wi-Fi」だったり「ソフトバンク・エアー」だったりします。
WiMAXはなぜ「つながらない!」
KDDIグループが割り当てられている3つの電波「au 5G」「au 4G LTE」「WiMAX2+(Band41/42)」を見てきました。
WiMAXは本来、データ通信専用の電波である「WiMAX2+(Band41/42)」を使った使い放題の通信サービスです。
では、なぜ「WiMAXはつながらない!」のか、本題に入ります。
WiMAX2+(Band41/42)は高周波数帯
初代WiMAXや二代目WiMAX2+はデータ通信専用の電波「WiMAX2+(Band41/42)」を使った通信サービスです。
この「WiMAX2+(Band41/42)」は繋がりやすいスマホの電波「au 4G LTE」と比べると、とても周波数が高い電波です。
高周波数帯の電波は障害物に弱い
電波は周波数が高いと障害物に弱いという特徴があります。
周波数が低い電波(au 4G LTE)は障害物に当たっても回り込んだり透過(突き抜ける)したりしますが、周波数が高い電波(WiMAX2+)は障害物に当たると反射してしまいます。
つまり、建物の中に電波が届きにくい
周波数の低い電波(au 4G LTE)は電波がビルに当たるとビルを回り込んで反対側へ抜けていきます(電波が届く)。
一方、周波数の高い電波(WiMAX2+)は電波がビルに当たると反射してしまい、反対側は圏外になります(電波が届かない)。
また、周波数の低い電波(au 4G LTE)は電波が住宅に当たると壁を透過して(突き抜けて)家の中まで電波が届きます。
周波数の高い電波(WiMAX2+)は電波が住宅に当たると壁で反射されて家の中まで電波が届きません。
これこそが「WiMAXはつながらない!」の原因です。
WiMAX2+のオプション通信モードと問題点
WiMAX2+が繋がりにくいのは、WiMAX2+の電波が「周波数が高い」ために「障害物に弱い」からです。
この問題を解決するために、2015年「ハイスピードプラスエリアモード」というオプション通信サービスを提供開始しました。
「つながらない!」対策のオプション通信モード
WiMAX2+には2つの通信モードがあり、端末(WiMAX対応ルーター)で自由に通信モードを切り替えることができます。
標準(初期値)の通信モードは「ハイスピード(HS)モード」です。
オプション(別途有料)の通信モードは「ハイスピードプラスエリア(HS+A)モード」です。
そして、オプション通信「ハイスピードプラスエリア(HS+A)モード」を使うと「au 4G LTE(Band1/3)」が使えるようになります。
通信規格 | バンド 周波数帯 |
周波数 | 備考 |
---|---|---|---|
au 5G | n77 | 4.0~4.1GHz | Sub6(主要5G) |
n78(n77) | 3.7~3.8GHz | Sub6(主要5G) | |
n257 | 27.8~28.2GHz | ミリ波(超高速5G) | |
au 4G LTE | Band1 | 2.1GHz | 主要バンド |
Band3 | 1.7GHz | ||
Band11 | 1.5GHz | ||
Band18 | 800MHz | プラチナバンド | |
Band26(18) | 800MHz | プラチナバンドを内包 | |
Band28 | 700MHz | ||
WiMAX2+ | Band41 | 2.5GHz | WiMAX2+ |
Band42 | 3.5GHz | CA(キャリアアグリケーション) |
オプション通信モードにより「au 4G LTE(Band1/3)」が使えるようになったことで、WiMAX2+は「WiMAX2+(Band41/42)の電波が届きにくい場所ではau 4G LTE(Band1/3)の電波が使える」ようになりました。
これにより、WiMAX2+の「つながりにくい」は解決されました。
オプション通信モードの問題点
オプション通信モード「ハイスピードプラスエリア(HS+A)モード」を利用して「au 4G LTE(Band1/3)」を使うことで、WiMAXの繋がりにくさは解決されました。
繋がりにくさは解決されたのですが、WiMAX2+通信サービスの評判はまったく解決されませんでした。
オプション通信モードの使い勝手が非常に悪かったから、です。
オプション通信モードは別途有料
まず、オプション通信モードは別途有料オプションで、オプション通信を行った月だけ月額1,105円が請求されます。
au 4G LTE(Band1/3)を使うために追加で月額1,105円が必要、ということです。
オプション通信モードは月間7GBまで
しかも、WiMAX2+の標準通信モードは「月間のデータ通信量の上限なし」の「使い放題」であるのに対し、オプション通信モードでは「月間のデータ通信量の上限7GBまで」となっています。
つまり、月額1,105円を追加してもau 4G LTE(Band1/3)は月間7GBまでしか使えない、ということです。
オプション通信モードの使い過ぎは標準モードも制限
オプション通信モードで月間7GBを超過すると速度制限で128Kbpsともはや使えないレベルまで速度制限されます。
そしてオプション通信モードで速度制限を受けると標準通信モードまで速度制限(128Kbps)されてしまいます。
つまりau 4G LTE(Band1/3)を月間7GB使うともはやWiMAX2+は使い物にならない、という状態になってしまいます。
これではオプション通信モードは使えない!
これではせっかくのオプション通信モードも使う人はいません。
オプション通信モードによりau 4G LTE(Band1/3)が使えて「WiMAXはつながらない!」が解決されました。
しかし、オプション通信モード自体が使い物にならないオプションサービスだった、ということです。
やっぱり「WiMAXはつながらない!」
新サービス「WiMAX +5G」の通信モード
WiMAX +5Gの2つの通信モード
新サービス「WiMAX +5G」も「WiMAX2+」と同じように2つの通信モードがあります。
標準(初期値)の通信モードは「スタンダードモード」です。
オプション(別途有料)の通信モードは「プラスエリアモード」です。
スタンダードモードで使える電波
WiMAX +5Gの標準通信モード「スタンダードモード」で使える電波は以下の電波です。
通信規格 | バンド 周波数帯 |
周波数 | 備考 |
---|---|---|---|
au 5G | n77 | 4.0~4.1GHz | Sub6(主要5G) |
n78(n77) | 3.7~3.8GHz | Sub6(主要5G) | |
n257 | 27.8~28.2GHz | ミリ波(超高速5G) | |
au 4G LTE | Band1 | 2.1GHz | 主要バンド |
Band3 | 1.7GHz | ||
Band11 | 1.5GHz | ||
Band18 | 800MHz | プラチナバンド | |
Band26(18) | 800MHz | プラチナバンドを内包 | |
Band28 | 700MHz | ||
WiMAX2+ | Band41 | 2.5GHz | WiMAX2+ |
Band42 | 3.5GHz | CA(キャリアアグリケーション) |
スタンダードモードで「au 4G LTE」を使い放題
なんと、標準通信モードで「au 4G LTE(Band1/3)」が使えるようになりました!
もちろんWiMAX +5Gでも標準通信モードは「月間のデータ通信量の上限なし」で「使い放題」です。
この時点で従来サービス「WiMAX2+」の問題点「オプション通信モードの使い勝手が悪い」は大半が解決されています。
プラスエリアモードで使える電波
新サービス「WiMAX +5G」では標準通信モードで「au 4G LTE(Band1/3)」が使えるようになりました。
ではオプション通信モードって何が使えるの?意味あるの?という話しになります。
WiMAX +5Gのオプション通信モードでは以下の電波が使えるようになります。
通信規格 | バンド 周波数帯 |
周波数 | 備考 |
---|---|---|---|
au 5G | n77 | 4.0~4.1GHz | Sub6(主要5G) |
n78(n77) | 3.7~3.8GHz | Sub6(主要5G) | |
n257 | 27.8~28.2GHz | ミリ波(超高速5G) | |
au 4G LTE | Band1 | 2.1GHz | 主要バンド |
Band3 | 1.7GHz | ||
Band11 | 1.5GHz | ||
Band18 | 800MHz | プラチナバンド | |
Band26(18) | 800MHz | プラチナバンドを内包 | |
Band28 | 700MHz | ||
WiMAX2+ | Band41 | 2.5GHz | WiMAX2+ |
Band42 | 3.5GHz | CA(キャリアアグリケーション) |
オプション通信モードを使うと、「auプラチナバンド(Band18)」が使えます。
KDDIのBand18はKDDIがもっとも力を入れて整備してきた周波数帯で、主にBand1/3でもつながりにくい場所(電波の隙間)を埋めるための電波です。
たとえば地下街の奥まった場所や地下鉄のトンネル内などもBand18(auプラチナバンド)です。
プラスエリアモードで地下鉄の中でも使える
WiMAX +5Gは標準通信モードで「au 4G LTE(Band1/3)」が使えることから、あまりオプション通信モードを利用することはないかもしれません。
しかし、「au 4G LTE(Band1/3)」でも繋がらない場所があります。
地下鉄のトンネルの中などです。
地下鉄に乗っているときでもWi-Fiを使いたい、という場合にはオプション通信モードでのauプラチナバンドを利用することになります。
プラスエリアモードを使いすぎても安心
地下鉄の中でWi-Fiを使いすぎて、うっかり月間のデータ通信料が15GBを超過すると速度制限となります。
ですが、WiMAX +5Gではオプション通信で速度制限をうけても標準通信には影響を与えません。
つまり「auプラチナバンド(Band18)を使いすぎても、au 4G LTE(Band1/3)は使い放題のまま」ということです。
これもWiMAX2+から改善されたWiMAX +5Gの大きな特徴です。
新サービス「WiMAX +5G」の問題点の考察
WiMAX +5Gの「3日で15GB制限」
より多くのお客さまにWiMAX +5Gを快適にご利用いただくために、短期間に多くのデータ通信をご利用の場合、ネットワークの混雑回避のため通信速度を制限させていただきます。
速度制限がかかる
ご利用データ量直近3日間で15GB以上
(「WiMAX 2+」と「au 4G LTE」と「au 5G」のデータ量の合計)制限時間 3日間で15GBを超えた日の翌日のネットワーク混雑時間帯
(18時頃~翌2時頃)制限後の
最大通信速度概ね1Mbps
(YouTube動画の標準画質レベルが視聴可能な速度)
ソフトバンク「ソフトバンクエアー」の場合
WiMAX2+の対抗サービスだったのがソフトバンクの「ソフトバンクエアー」です。
WiMAX2+(Band41/42)と同じ性質の電波「Softbank4G(AXGP)」を使ったホームルーターサービスで「家中でネットし放題」「無制限」の文言で販売されています。
しかし、その注釈の先には以下の但し書きがあります。
サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。
- ご利用の集中する時間帯(夜間など)は、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。
- 特定のエリアでネットワークが高負荷となった場合、該当エリアのお客さまについては、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。
ドコモ「home5G」の場合
2021年8月下旬より、NTTドコモが新サービス「home5G」を提供開始します。
今までもドコモとしてポケットWiFiサービスを一部提供していましたが、ドコモとしては初めての本格的な無線インターネットサービスへの参入となります。
ドコモはすでにスマホプラン「ギガホ・ギガホプレミア」でギガ使い放題のサービスを提供しており、ネット上でも概ね好評です。
その仕組み(ドコモの4G/5G)を使った初めてのホームルーターが「home5G」です。
特徴は「月額4,950円で無制限にネット利用し放題」という点です。
■「home 5G」の特長
1 設置工事不要ですぐ※2に使える。
2 高品質なドコモの5Gネットワークに対応※8。
3 月額4,950円で無制限にネット利用し放題※9。
4 「ドコモのギガプラン」とセットなら「home 5G セット割」でスマホの料金がお得。
しかし、注釈「※9」を見てみると・・・
※9
ネットワークの混雑状況により、通信が遅くなる、または接続しづらくなることがあります。また、当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多いお客さまは、それ以外のお客さまと比べて通信が遅くなることがあります。なお、一定時間内または1接続で大量のデータ通信があった場合、長時間接続した場合、一定時間内に連続で接続した場合は、その通信が中断されることがあります。
やはり、なにかしら「3日間の使い過ぎに対する速度制限がある」ようです。
ソフトバンクと同じで速度制限ルールを明確化していないため、実際に使ってみないとわからないサービスということになります。
現状では「規制条件を明確化しているだけマシ」と考えるべき?
ポケットWi-Fiやホームルーターではありませんが、「第四のキャリア」として登場した楽天モバイルも「使い放題」を謳っていますが、実際の検証にて「1日で10GBを超過すると3Mbpsへ速度制限」「制限は午前0時に解除」という運用を行っています。
電波は限りある資源なので、実際問題として「どれだけ使ても本当に無制限」なんてありえないのです。
問題は「速度制限ルールがわからないからモヤモヤする」という点です。
ソフトバンクエアーなどはその悪い例だと言えます。
この点については、速度制限ルールを明確化しているだけ「WiMAX +5G」が使いやすい(モヤモヤが晴れる)と言えます。
「WiMAXはつながらない!」は解決、次の競争へ!
つながりやすいスマホの電波で「使い放題」
WiMAX +5Gでは面倒なモード切替やオプション料金など不要の標準通信モード「スタンダードモード」において、「au 4G LTE(Band1/3)」が使えるようになりました。
「au 4G LTE(Band1/3)」は従来サービスWiMAX2+ではオプションモードで提供されていた電波ですが、新サービスWiMAX +5Gでは標準モード「スタンダードモード」で使えます。
スタンダードモードでの通信は「月間の上限なし」の通信ができるモードです。
「障害物に弱いWiMAX2+(Band41/42)が使い放題」から「つながりやすいスマホの電波au 4G LTE(Band1/3)が使い放題」に変わった、ということです。
これが新サービス「WiMAX +5G」の最大の特徴です。
これでやっと「WiMAXはつながらない!」から解放されたサービスになりました。
地下鉄の中でも「auプラチナバンド」で繋がる
新サービス「WiMAX +5G」のオプション通信モードが「プラスエリアモード」です。
プラスエリアモードで通信した場合には「使った月には1,100円」のオプション料金と、「プラスエリアモードでの通信は月間上限15GB」という容量制限があります。
オプション料金がかかり月間容量制限もあるプラスエリアモードを使えば「auプラチナバンド(Band18)」が使えます。
たとえば「地下鉄に乗っているときでもWi-Fiが使える」という使い方ができます。
つまり「地下鉄の中でも月間15GBまでWi-Fiが使える」のがプラスエリアモードです。
オプション通信を使いすぎても標準通信は大丈夫!
従来サービス「WiMAX2+」ではオプション通信を使いすぎて速度制限を受けると、標準通信モードまで巻き添えを食って速度制限されていました。
新サービス「WiMAX +5G」ではオプション通信を使いすぎても標準通信には影響を与えません。
地下鉄の中でWi-Fiを使いすぎても、普段使いでは「au 4G LTE(Band1/3)」が使い放題のまま、ということです。
もはや「WiMAXはつながらない!」ではなくなった
標準通信モードで「au 4G LTE(Band1/3)」が使い放題、オプション通信を使いすぎても標準通信モードは使い放題、というのが新サービス「WiMAX +5G」です。
「WiMAXはつながらない!」はやっと解決された、と言えます。
ドコモの参入で次の競争へ!
2021年8月下旬、NTTドコモが「ドコモ4G/5G対応」のホームルーターサービス「home5G」を開始します。
ドコモはすでにスマホプランで無制限を実現しておりおおむね好評であることから、「home5G」にも期待が持てます。
ただし、「無制限」を謳いながらも「3日間の使い過ぎは速度規制する」との文言もあります。
このあたりは実際に使って検証してみないと比較はできません。
WiMAX +5Gへの期待
ドコモの「home5G」登場により、ネット上でもWiMAX +5Gのさらなる制限緩和を求める声も大きくなってきています。
- 速度制限時の通信速度1Mbpsをもっと速くする
- 「3日で15GB」の上限15GBをもっと上げる
- そもそも「3日使い過ぎ制限」をなくす
まぁ、電波は限りある資源なので「3.上限を本当になくす」はありえないでしょうね。
ですが、ドコモ「home5G」との競争によってもっとWiMAX +5Gが使いやすくなると良いですね。
WiMAX +5GでWiMAXは繋がりやすくなったのか?
新サービス「WiMAX +5G」は2021年4月に提供開始されましたが、まだ参入しているプロバイダーは少なく、2021年8月より大手プロバイダーの参戦が本格化していくようです。
そのためか、Twitter上での口コミは「速くなった」「遅くなった」などの比較の口コミはないようです。
現在WiMAX2+をお使いの方は契約期間の縛りがあるため、また大手プロバイダーの本格参入が始まっていないため、既存の利用者はまだWiMAX +5Gへ乗り換えていないのかな???
新旧比較で「速くなった!」という口コミ
WiMAX2+からWiMAX +5Gへ乗り換えて速くなったという口コミです。
WiMAX2+からWiMAX2+5Gに移行しました⭐️
回線も70Mbps→120MbpsにUP👍️
これでVRChatも少しはマシになるかな😅#wimax#speedwifihome5g pic.twitter.com/a9jlPB1H3E— kiiroitori3 (@mmssff) July 27, 2021
比較の口コミはそれに期待です。
WiMAX +5G速い!という口コミ
比較の口コミではなく、(たぶん新規?)WiMAX +5G速いという口コミは結構見られました。
使用中のインターネットの速度は: 260Mbps. お使いのインターネットの速度はどのくらいですか? https://t.co/XiNw9aazYz
速いぞ!これにして良かったー!
まぁムラはあるけど!
WiMAX+5gホームルーター
HOME 5g L11— 和菓子 (@masachika0921) June 30, 2021
WiMAX+5Gのホームルーター L11を使いはじめて約1ヶ月になります。エリア判定「△」の場所でも問題なく動画視聴できる速度が出るし、安定してるので好印象です。現行のホームルーターでは最強でしょう。 ⇒ https://t.co/QcHbIlHmQw #WiMAX #ソフトバンクエアー #ホームルーター pic.twitter.com/U0crq4qmK6
— ネット通 (@net_tuu) July 24, 2021
5G対応のWiMAXのポケファイ届いたが結構速い(・ ∀ ・)
ちなみにドコモの4Gが1番はやく次にWiMAXで最後に光(無線)という訳分からん結果(´・_・`)— ・ (@hirahirappe999) July 23, 2021
バックアップ用にお試しで入れてみたWimax 5Gはこのぐらいのスピード
3日で15Gはすぐ使い切っちゃったけど! pic.twitter.com/1VuiFTWuqj— Anemone Aura (@anemone_aura) July 19, 2021
WiMAX+5Gのホームルータの速度
日本一人口の多い村よりも1/10の町です(◜◡◝) pic.twitter.com/aKu3kJgd9K— はんめ@酒代は家賃むで (@hanme_san) July 10, 2021
WiMAX2+ではなかなかでない速度です。
5G対応ルーターへの不満が多い!
WiMAX +5Gの通信に関する口コミよりも、5G対応ルーターに対する不満の口コミが多いようです。
UQ WiMAXの新しいモバイルWiFiルーター、Galaxyの5Gの、これ一旦圏外になると電波のある場所へ戻っても自動で復帰しない、再起動しないと電波失ったままだ。
さっさとファームウェアアップデートしろ、使えねーぞ、めんどくさい。 pic.twitter.com/Gc6lGyyuf1— 裏B (@uranazojin) July 29, 2021
そう言えば、5G対応のプラン変更で機種変更せねば通信料が高くなる(端末、手数料は無料)とのことでwimaxのモバイルルーターを交換したんだが、使っているiphone8よりでかいんだよな。どういうことやねん、
— 英都 (@ijieuzo) July 26, 2021
対応ルーターのラインナップや小型化などはこれからでしょうか・・・
一番安く「つながりやすいWiMAX」を契約する方法
WiMAX +5Gの通信サービスはどこも同じ
WiMAXという通信サービスは多くのプロバイダーが自社ブランドでサービス提供しています。
ですが、実際に運営しているのはKDDIの子会社である「UQコミュニケーションズ」であり、プロバイダー各社は販売代理店にすぎません。
どのプロバイダーでWiMAXを契約しても、通信速度・通信エリア・速度制限ルールは全く同じサービスです。
一番安いプロバイダーで契約する
どのプロバイダーで契約しても通信サービスが同じなら、「一番おトク」「一番安い」プロバイダーで契約するのが良い、ということになります。当たり前ですね。
通信サービスは同じでも、プロバイダー各社は各種費用の割引・キャッシュバックをはじめとした各種特典を提供することで競争しています。
その中から自分に一番あった特典を提供しているプロバイダーを選ぶのが良いのです。
そして、多くの人は「自分に合った特典」とは「一番安く使える」ということになるでしょう。
一番安い「GMOとくとくBBキャッシュバックキャンペーン」
WiMAXのプロバイダーで最大シェアをもつのがGMOとくとくBBです。
そのGMOとくとくBBのメインキャンペーンが「キャッシュバックキャンペーン」です。
高額なキャッシュバックをもらえることで、実質最安でWiMAXが使えるキャンペーンとして一番人気のキャンペーンです。
GMOとくとくBB「キャッシュバックキャンペーン」を利用した場合の総支払額イメージは以下のようになります。
費用項目 | 金額 | ||
---|---|---|---|
ギガ放題プラン | 通常(7GB)プラン | ||
初期費用 | 機種代金 | 無料 | |
機種送料 | 無料 | ||
事務手数料 | 3,300円 | ||
月額費用 | 0か月目(利用開始月) | 最大3,969円(日割り計算) | |
1~2か月目 | 3,969円 | 3,969円 | |
3か月目以降 | 4,688円 | 3,969円 | |
3年総額 | 費用総額 | 174,633円 | 150,153円 |
キャッシュバック | 最高額29,500円(不課税) | ||
実質総額 | 145,133円 | 120,653円 | |
平均月額 | 3,923円 | 3,261円 |
総支払額から計算した平均月額3,923円/月というのは、WiMAX2+では最安です。
「一番安くWiMAX2+を使いたい」ならGMOとくとくBBの「キャッシュバックキャンペーン」になります。
ノーリスクで安い「GMOとくとくBB月額割引キャンペーン」
GMOとくとくBB「キャッシュバックキャンペーン」はキャッシュバックをもらうための手続き(振込銀行口座情報の登録)が必要なのと、キャッシュバックがもらえるのが利用開始から約1年後という、ちょっと面倒なリスクがあります。
「手続きを忘れたらキャッシュバックをもらえない」というリスクですね。
GMOとくとくBBのもう一つの人気キャンペーン「月額割引キャンペーン」はキャッシュバックがない代わりにその分最初から毎月の月額料金を安く設定してあるキャンペーンです。
キャッシュバックのもらい忘れなどのリスクがなく、ノーリスクで確実に安くなるキャンペーンです。
GMOとくとくBB「月額割引キャンペーン」を利用した場合の総支払額イメージは以下のようになります。
費用項目 | 金額 | ||
---|---|---|---|
ギガ放題プラン | 7GBプラン | ||
初期費用 | 機種代金 | 無料 | |
機種送料 | 無料 | ||
事務手数料 | 3,300円 | ||
月額費用 | 0か月目(利用開始月) | 最大2,849円(日割り計算) | |
1~2か月目 | 2,849円 | 2,849円 | |
3~24か月目 | 3,678円 | 2,959円 | |
25か月目以降 | 4,688円 | 3,969円 | |
3年総額 | 費用総額 | 149,043円 | 124,584円 |
キャッシュバック特典 | 6,000円(不課税) | ||
実質総額 | 143,031円 | 118,573円 | |
平均月額 | 3,865円 | 3,204円 |
現在「月額割引キャンペーン」は期間限定の追加特典として「6,000円キャッシュバック」特典が追加されています。
このため、現時点ではキャッシュバックキャンペーを超えて「月額割引キャンペーンが最安のWiMAX2+」になっており、平均月額は3,865円/月となります。
今なら「ノーリスク」「最安」でGMOとくとくBB「月額割引キャンペーン」がもっとも安いWiMAXになります。